PC版デレステを疑似的に4Kフルスクリーンで楽しめる「StarlightResize」を使ってみた

テレビアニメ化もされたスマートフォン向け音楽ゲームアプリ「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(デレステ)」がリリースから6周年を迎える2021年9月3日に、PC向けゲーム配信プラットフォーム「DMM GAMES」でも配信がスタートしました。これでついにPCでも遊べるようになったデレステのウィンドウをリサイズすることで、疑似的に4Kフルスクリーンで遊べるようにするツール「StarlightResize」をりんすきさんが公開しています。

デレステのウィンドウをリサイズして疑似フルスクリーンにしたりするやつを作った【StarlightResize】 - rinsuki’s blog
https://rinsuki.hatenablog.jp/entry/2021/09/05/234445

GitHub - rinsuki/StarlightResize: DMM版デレステのウィンドウをいい感じにリサイズしたり疑似フルスクリーンにしたりするやつ
https://github.com/rinsuki/StarlightResize

PC版のデレステはデフォルトだと最大で1920×1080ピクセルの解像度までにしかウィンドウが対応しておらず、4Kモニターでフルスクリーンにして遊ぶことができません。

そこで、Win32APIを使ってウィンドウのサイズを変えることで、デレステをさらに高い解像度で描画できるようにするツールが「StarlightResize」です。

StarlightResizeを使用するためには、事前に.NET 5.0 Desktop Runtimeのインストールが必要です。配布ページは以下。

Download .NET 5.0 (Linux, macOS, and Windows)
https://dotnet.microsoft.com/download/dotnet/5.0

今回はWindowsの「x64」をクリックして、x64版Windows向けのDesktop Runtimeのインストーラーをダウンロードします。インストーラーはEXE形式で、ファイルサイズは52.3MBです。

ダウンロードしたインストーラーを起動して、「インストール」をクリックします。

インストールが終わったら「閉じる」をクリック。

次に「Starlight Resize」を、GitHubの「Release」からダウンロードします。記事作成時点でバージョンは0.1.0.11で、ZIP形式(ファイルサイズ78.2KB)でダウンロードできます。

ダウンロードした「StarlightResize0.1.0.11.zip」をWindowsの標準機能やExplzhなどで解凍し、PC版デレステを起動した状態で、フォルダの中に入っているStarlightResize.exeを起動します。

起動するとこんな感じ。デレステの下に表示されているのが、StarlightResizeのウィンドウです。

「ディスプレイ」と解像度を選択し、「実行！」をクリックすればOK。今回は4Kフルスクリーンで表示させるため、解像度は「←3840」を選択しました。

デレステが4Kフルスクリーンで表示されました。

PC版のデレステを3840×2160ピクセルの解像度で表示させると、レンダリングがその解像度に合わせて行われるため、3Dモデルもめちゃくちゃキレイに出力されます。

4Kフルスクリーンにすると、お気に入りのアイドルがスマートフォンで見るよりももっとくっきりあざやかに表示されます。

ただし、その場でレンダリングされない静止画像は無理やり4K解像度まで引き延ばされるので、立ち絵画像や背景、アイコンなどは粗が目立って見えてしまいます。

事務所の床の模様や窓の外などを見ると、粗い模様が浮かんでいるのがよくわかります。

10連ガチャを引いてみると、オーディションの経歴書はやや粗いですが、ガチャ結果を予告するふせんはくっきり表示されていました。

アイドルの立ち絵や……

SSRのサインなども画像だからか4Kにまで拡大すると粗が少し目立つので、ガチャはスマートフォンで引く方が、テンションが上がりやすいかも。

StarlightResizeはGitHubでソースが公開されています。なお、StarlightResizeはあくまでも非公式のツールであり、使用する場合はあくまでも自己責任となるので注意が必要です。