バッテリー容量15%増の「Pixel 5a (5G)」は本当に電池持ちが良くなっているのか?「Pixel 5」と比較してみた
Googleが発売した純正スマートフォン「Pixel 5a (5G)」は、上位モデル「Pixel 5」より2万円以上安価ながら、「Pixel 5」に追随するスペックを誇る安価モデル。中でもバッテリー容量に関しては、「Pixel 5a (5G)」が4680mAh、「Pixel 5」が4080mAhとむしろ「Pixel 5a (5G)」のほうが15%増になっているので、バッテリーの持ち具合を実際に計測してみました。
Google Pixel 5a (5G) - Google ストア
https://store.google.com/product/pixel_5a_5g?hl=ja
今回はバッテリーの持ち具合を、NASAがYouTube上に公開しているライブ動画「NASA Live: Official Stream of NASA TV」を「Pixel 5a (5G)」と「Pixel 5」でバッテリーが切れるまで視聴し続けるという方法でチェックしました。実際の比較動画が以下で、左に置いているのが「Pixel 5a (5G)」、右に置いているのが「Pixel 5」。両デバイスともに輝度・音量を最大にしていますが、ムービー自体はタイムラプスで撮影しているため、音声などは入っていません。
「Pixel 5a (5G)」と「Pixel 5」のバッテリー持続時間を比較してみた - YouTube
13時過ぎから撮影を開始しました。
最初は両デバイスで再生状況の同期が取れていましたが、途中で同期ズレが生じたため、画面に表示されているシーンは途中から異なっています。
撮影開始からおよそ8時間40分経過した時点で「Pixel 5」がダウン。
「Pixel 5」がダウンしてからおよそ3時間後、「Pixel 5a (5G)」もダウン。総再生時間は「Pixel 5a (5G)」が約11時間45分間、「Pixel 5」が8時間40分でした。
バッテリー残量を計測するアプリで今回の計測の様子を見てみるとこんな感じ。左が「Pixel 5a (5G)」のグラフで、右が「Pixel 5」のグラフ。バッテリー残量が青線で表示されています。「Pixel 5」は残り数%になったタイミングでグラフの傾きが緩やかになっていますが、それ以外はどちらもほとんど一定のスピードで消費されています。同じ時間から計測をスタートしましたが、計測からおよそ5時間が経過した18時の時点のバッテリー残量は「Pixel 5a (5G)」が残り51%、「Pixel 5」が残り36%でした。
今度は充電を試してみます。両デバイスの充電には、同一の9V・2.0AのUSB PD対応急速充電器を使用。
0%から充電を行ったところ、1時間経過時点でバッテリー残量は「Pixel 5a (5G)」が69%、「Pixel 5」が78%でした。
満充電完了までの時間は、「Pixel 5a (5G)」が約1時間50分、「Pixel 5」が約1時間40分でした。バッテリー容量の差を考慮すると、時間あたりの充電量は「Pixel 5a (5G)」のほうが多いという感じでした。
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