犬は物探しを助けるときに人間の幼児のような反応を示す、一方で猫は非協力的

犬は人間がすることに協力することが多く、何かなくしたものを探すときに手伝おうとして駆け寄ってくることがあります。こうした行動を調査した研究により、犬が生後2年程度の人間のような反応を示していることが明らかになりました。
Dogs’ behaviour is more similar to that of children than to that of cats in a prosocial problem situation - ScienceDirect
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0003347226000254

Dogs are more like toddlers than cats when it comes to helping humans
https://phys.org/news/2026-02-dogs-toddlers-cats-humans.html
比較動物行動学の研究者であるメリッタ・チェプレギ氏らは、動物が自分に利益がなくても他者を助ける「自発的な向社会的行動」を示すかどうかを調べるため、訓練されていない飼い犬、飼い猫、そして生後16〜24か月の幼児の行動を比較する研究を行いました。
チェプレギ氏が設計した実験はシンプルで、犬や猫、幼児の前で物を隠し、その後に親や飼い主が物を探したときの反応を確かめるというものでした。この実験で、親や飼い主は実験対象に助けを求めないよう指示されました。

先行研究では生後16〜24か月の幼児が他人を助けることが確かめられていました。チェプレギ氏らの実験でも先行研究と同様の結果が得られた上、犬が幼児と似た行動パターンを示したことも分かりました。
犬は状況へ積極的に関わる姿勢を見せ、75%以上の割合で物に近づいたり、物を探して取ってきたりする行動パターンを示したそうです。この行動パターンは探し物が犬の好物である場合と好物でない場合で同様であり、自分にとって関係がない物でも他人を助けようとする強い動機があったことを示しています。
一方、猫はこれらの行動を示す可能性がかなり低く、状況自体には注意を払っていたものの、助けることはほとんどないことが分かりました。例外は隠された物が自分の好きなお菓子やおもちゃである場合でした。

チェプレギ氏らは、「犬は非常に社会的な祖先から進化し、何千年にもわたる人間との相互作用によって形作られてきました。一方で猫は単独性の祖先を持ち、人間のコミュニティの近くに住み着くことで、いわば自ら家畜化しました。犬と異なり、人間と協力するように進化してきたわけではありません。猫は関与する理由がない場合に行動よりも観察することを選ぶ傾向がありますが、猫が意地悪というわけではなく、犬と比べて独立性が高く、人間への依存度が低いということです」と説明しました。
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