ソフトウェア

Windows 11でブルースクリーンは「ブラックスクリーン」に変わる


2021年後半にリリースが予定されているWindows 11では、Windows 10からさまざまなデザイン変更が行われています。IT系ニュースサイトのThe Vergeが、エラーが起こった時に表示されるブルースクリーンがWindows 11から黒を基調とした「ブラックスクリーン」に変わると報告しています。

Microsoft’s Blue Screen of Death is changing to black in Windows 11 - The Verge
https://www.theverge.com/2021/7/1/22559852/microsoft-windows-11-black-blue-screen-of-death-bsod-change


Windowsに何かしらの異常が起こった時に、画面全体に青い背景とエラーメッセージだけが表示される現象が「ブルースクリーン」です。ブルースクリーンが表示される時はハードウェアの障害や重大なプロセスが予期せず終了するなど、大きな問題が発生している可能性が高いため、海外ではBSOD(Blue Screen of Death、死のブルースクリーン)と呼ばれて恐れられています。

以下がWindows 1.0でのブルースクリーン。もともとブルースクリーンはシステムクラッシュの画面ではなく、Windowsのエラー時にカーネルモジュールとメモリアドレスを表示する際に、バグで表示された画面だったとのこと。なお、Windows 3.1までは、エラーメッセージを表示する時は黒色の画面でした。


以降、OSをエラーで復帰処理する際には、ブルースクリーンが表示されるようになりました。Windows 9x系のブルースクリーンでは、エラーコードや原因も表示されるように。


Windows XPのブルースクリーンでは、ユーザーへのアドバイスがより多く掲載されるようになりました。


しかし、Windows 8.1以降では情報量がぐっと減り、「:(」という顔文字やQRコードが表示されるようになりました。以下はWindows 10のブルースクリーンです。


なお、テスト版であるWindows 10のInsider Previewビルドでのブルースクリーンは、ブルーではなくグリーンでした。


そして、Windows 11ではブラックスクリーンに変わりました。顔文字とQRコードを含めた画面構成はほぼ変わっていませんが、背景が完全に真っ黒になっています。


なぜMicrosoftがブルースクリーンをブラックスクリーンに変更したのか、その理由については不明で、The VergeはMicrosoftにコメントを求めましたが、回答はなかったそうです。The Vergeは「Windows 11はスタートメニューやエクスプローラー、ブルースクリーンに至るまで、視覚的な部分を一から作り直しているのでしょう」とコメントしました。

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in ソフトウェア, Posted by log1i_yk

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