ワイヤレス充電対応のiPad ProとホームボタンレスのiPad miniがリリース予定と報じられる

2021年6月4日、「ワイヤレス充電対応のiPad ProとホームボタンレスのiPad miniをAppleがリリース予定」と、海外メディアのBloombergが報じました。新しいiPad ProはiPhone 12などと同じくガラス製背面に切り替わるほか、iPad miniはベゼルがよりスリムになるとも報じられています。

Apple Readies IPad Pro with Wireless Charging, New IPad Mini - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-06-04/apple-working-on-ipad-pro-with-wireless-charging-new-ipad-mini

Bloombergが伝えたところによると、匿名を条件に語った関係者から「Appleは新しいiPad Proを2022年に、iPad miniを2021年後半にリリースする予定だ」という情報を得られたとのこと。iPad Proについては「ワイヤレス充電を可能にするために、現行のアルミニウム製からガラス製へ切り替わる」ということ、iPad miniについては「ベゼルが狭くなる予定であり、ホームボタンの削除もテストされている」ということが関係者から伝えられたとのことです。

また、関係者は「ワイヤレス充電マットのAirPowerと同様に機能する新しいワイヤレス充電器をまだ模索している。また、電磁結合方式よりも長い距離で動作する代わりのワイヤレス充電方法を社内で調査している。ただし、そのような技術を製品化するには数年かかる可能性がある」「iPad Proの開発作業はまだ初期段階であり、計画は発売前に変更または中止される可能性がある」とも述べたと報じられています。

Bloombergは「新型コロナウイルス感染症によるロックダウンの中、iPadは売上を大きく伸ばした」というデータを示し、「売上が回復したカテゴリーで勢いを維持しようとしている」と推測しています。AppleのiPadの売上は、2020年第4四半期(7～9月)が前年同期比46％増の68億ドル(約7100億円)、2021年第1四半期(10～12月)が前年同期比40％増の84億ドル(約8800億円)、2021年度第2四半期(1～3月)が前年同期比78.9％増の78億ドル(約8500億円)となっておりiPadは好調な売上げを見せているのが分かります。