Microsoftが64bit版OneDriveをリリース

2021年4月8日、Microsoftがオンラインストレージサービス「OneDrive」の64bit版をパブリックプレビューとして公開しました。

OneDrive sync 64-bit for Windows now in public preview - Microsoft Tech Community
https://techcommunity.microsoft.com/t5/microsoft-onedrive-blog/onedrive-sync-64-bit-for-windows-now-in-public-preview/ba-p/2260619

これまでOneDriveは32bit版しか提供されていませんでした。Microsoftは「サイズの大きいファイルを使用する場合、ファイルの数が多い場合、あるいは64bit版Windowsを実行しているコンピュータを使用する場合は、64bit版OneDriveがより適しています。通常、64bit版Windowsを実行しているPCは、32bit版Windowsが当たり前だった時代のPCよりも多くのメモリが搭載され、高い処理能力をもっています。また、64bit版のアプリケーションは32bit版のアプリケーションよりも多くのメモリにアクセス可能です」と説明しています。

64bit版のOneDriveのインストーラーは公式ページで配布されています。既に32bit版OneDriveがインストールされている場合、手順を踏むことで64bit版へアップデートが可能。また、64bit版OneDriveが正式にリリースされれば、要件を満たしていると自動的に32bit版から64bit版にアップデートされるとのこと。

なお、ARM64版Windowsでは現行の32bit版OneDriveを利用可能ですが、今回リリースされる64bit版はARM64版Windowsでは利用できないとのこと。

Microsoftの広報担当であるAnkita Kirti氏は「OneDriveはOffice 365のサービス群で扱うすべてのファイルにアクセスする方法として進化を続けています。また、ユーザーがフィードバックを送信してくれることや、今後のイベントでユーザーとつながることを望んでいます」と述べています。