試食

麺として使えるのに超低糖質な「豆腐皮」レビュー、驚異の低糖質麺・豆腐干との違いを探ってみた


麺として使えるのに糖質90%オフという超低糖質な「豆腐干」をAmazonで購入して食べてみたところ、ラーメン・パスタ・そばの代替麺としてあまりにも優秀すぎるということが判明。ただ豆腐干は中華食材店で購入するか、商品価格よりも高い送料を払ってネットで購入するかしかなく、もうちょっと手軽にゲットできないものか……と考えていたところ、業務スーパーでよく似た「豆腐皮」なるものを発見しました。これが豆腐干と同じ味なら最高ではないかということで、実際に購入してその味を確かめてみました。

以下が業務スーパーで発見した冷凍の豆腐皮2種。豆腐皮スライスが税抜288円で、シート型の豆腐皮が税抜278円でした。


いずれも内容量は500gで、手に持つとこのくらいのサイズ。まずは豆腐皮スライスからみていきます。


原材料は大豆と凝固剤のみ。


カロリーは100gあたり198kcalで、タンパク質が20.3g、脂質が10.8g、炭水化物が5gとなっています。豆腐干は100gあたりのカロリーが159kcalで、タンパク質が16.3g、脂質が10.1g、炭水化物が1.9gだったので、カロリーはやや高く、タンパク質&炭水化物が少し多くなっています。


袋から出してみるとこんな感じ。


重さは実測で505gでした。


近づいてみると、リボン状の豆腐皮は冷凍の状態でも表面に凹凸が確認できました。


冷凍状態でしたが、意外にも真ん中から2つにパッキリ割れたので、半分だけ使って残り半分を冷凍しておくのも簡単です。このあたりはカチコチに凍って分解するには解凍作業が必要な豆腐干よりも便利といえます。


また、この豆腐皮の便利なところは自然解凍や流水解凍を必要とせず、「沸騰したお湯に入れて1分加熱するだけでOK」というところ。食べるまでの準備の簡単さは圧倒的に豆腐皮>豆腐干です。


1分後、お湯から上げた豆腐皮はこんな感じ。きしめんっぽい見た目です。


どれどれ……とまずは何もつけずに食べてみたところ、豆腐干よりもかなり豆腐の香りが強く、「これは湯葉では?」というコメントが出るほどに別物です。そんなバカなと思いWikipediaで調べてみたところ、湯葉の項目に「豆腐皮」の文字が。中国ではシート状の「腐皮」が煮物・蒸し物としてよく食べられているとのことで、豆腐干に比べてコシが圧倒的に少なくブチブチ切れやすいところも含めて、確かにそのまま食べると麺っぽさがあまりなく湯葉・豆腐寄りの味わいです。


とは言っても、豆腐はもともと淡白なので、ソースで味付けしたら豆腐の香りが消えて麺として使えるのでは?と思いパスタソースを購入してきました。


サクッと豆腐皮にあえて、カルボナーラ&たらこパスタの完成。


実際に食べてみたところ、平麺のような形状&表面の凹凸という組みあわせゆえに、麺同士が固まってソースに絡みづらいという難点が。また「おいしい輪ゴム」と表現される豆腐干のようなコシがなく柔らかいため、切れやすく、やや食べづらさを感じました。ただ味がシンプルなのでソースとの相性は非常によく、「これはこれでおいしい」という声もありました。豆腐干と比べるとどうしても過小評価しそうになりますが、コンニャク麺のように強い匂いやごまかしようのない存在感がないので、麺としての使いやすさ・食べやすさは代替麺の中でもかなり高いです。


たらこパスタの方も実食。


これもソースの絡みづらさが気になるものの、味としてはいけます。ただ豆腐皮はかなり水を吸う形状のようで、水っぽさが気になったので、しっかり水切りして食べるのがベター。


この水っぽさは炒めれば消えるのでは?ということで、野菜炒めをウェイパーオイスターソースで味付けしたところに豆腐皮スライスを投入してみました。


ササッと完成。


食べてみたところ、豆腐独特の香りが消え、水っぽさもほとんどなく、焼そばとしての完成度はパスタ以上です。また豆腐皮は表面の凹凸が独特の舌触りを作り出しているのですが、具材がたくさんあることで、その舌触りの違和感も激減します。パスタの代替麺としては違和感を感じる人も多そうでしたが、焼そばとしてならかなり優秀な代替麺として使えます。


シート版の方も使ってみます。


これも原材料名には大豆と凝固剤のみで……


カロリー・タンパク質・脂質・炭水化物量もまったく同じなので、豆腐皮スライスと同一で形状違いのようです。


袋から出すとこんな感じ。


これは豆腐皮スライスと違ってカチコチに凍っていて手で割ることも、包丁で切ることもできなかったので……


電子レンジの解凍モードで解凍していきます。


豆腐皮は以下のように折り畳まれており……


解凍が済むとパタパタと開けるようになっていました。このままゆでて春巻きや餃子の皮としても使えそうでした。


豆腐皮スライスと違って好きなサイズにできるのがシート状のいいところで、細麺にしたり……


逆に超太麺にしてもOK。


使い方は先ほどと全く同じで、熱湯で1分ゆがくだけ。


豆腐皮スライスの学びから、しっかりと水気を切っていきます。


フェットチーネのようにして食べてみると……


「太ければ太いほど麺から離れ、豆腐に近づく」という事が判明。見た目はかなりイタリアンなのですが、それゆえに味が豆腐であることや食感の違和感がすさまじく、これはこれでおいしいものの、パスタを求めている人のニーズは叶えられなさそうでした。


……ということで、「豆腐皮は豆腐皮でおいしいものの、豆腐干とは別物で、麺としてのポテンシャルも異なる」というのが結論です。近くに業務スーパーがある場合は入手しやすく、また調理方法も豆腐干より簡単なので、代替麺の候補の1つとしてはアリ。なお、豆腐干の味や使い方などについては以下から詳細を読むことが可能です。

麺として使えるのに糖質90%オフという超低糖質な「豆腐干」のポテンシャルがあまりにもすごすぎでした - GIGAZINE

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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