バディと共にミッションをこなし犯罪組織の闇を暴くアドベンチャーゲーム「バディミッション BOND」プレイレビュー
コーエーテクモゲームスが送るNintendo Switch専用ソフト「バディミッション BOND」が2021年1月29日(金)に登場しました。漫画「アイシールド21」などの作画担当を務めた村田雄介氏がキャラクターデザインを担当し、豪華声優陣によるボイスも収録された濃厚なストーリーが楽しめるとのことで、実際にプレイしてみました。
バディミッション BOND | Nintendo Switch | 任天堂
https://www.nintendo.co.jp/switch/aq2fa/index.html
タイトル画面はこんな感じ。Aボタンを押してゲームをスタートします。
この物語の主人公「ルーク」は国家警察のキャリア警官であり、正義感が強く、どんな小さな犯罪も見過ごしません。
ムービーは漫画のような描写で、声優によるボイスも収録されています。Aボタンを押すことでコマ送りが可能で、Lボタンで自動送り機能への変更も可能です。
泥棒を捕まえようとしたルークは、泥棒から「バックにマフィアが付いている」という言葉を聞きます。泥棒が言うには、自分を逮捕すると後でとんでもない報復が行われるとのこと。
ここで「ヒーローチョイス」のパートとなり、プレイヤーによるルートの選択が可能です。泥棒のいうことを気にせず「逮捕する」を選んでも良し、報復を恐れて「見逃す」を選んでも良しとなっています。
適切なルートを選ぶと右上のヒーローゲージがたまっていきます。どうやら泥棒の言ったことはハッタリで、「逮捕する」が正しい選択のようでした。
時間は進み、ルークが所属する警察署での会議が行われている場面へ。会議では世界的な大怪盗「ビースト」の対応について議論されており、この国が17カ国目の被害国にならないようにと発言されます。会話中重要なテキストはオレンジ色で表示され、これは今後のストーリーに役立つキーワードになっています。
Yボタンを押すと会話の履歴を確認可能、ボイス付きで再生も可能です。
ルークは上司のジェイスン警部から「ビーストの被害に遭ったのは隣国で何カ国目だ?」との質問を受けます。
ヒーローチョイスに移行し、ルートを選択しますが…
選択を間違えるとヒーローゲージが減ってしまいます。
再び質問を受け、今度は「ビーストが使用する武器は?」と問われます。
ここで「サーチモード」に入ります。会議室のモニターに映し出されていた画像を見て、プレイヤーは怪しいと思う場所にカーソルを合わせて「調べる」ことが可能です。例えば「手」にカーソルを合わせてAボタンで調べると……
手に装着している武器について、ルークが思考を巡らせました。
サーチモードでは目的以外のものを調べることも可能。気になるまで調べ終えると、Bボタンの「サーチ完了」でサーチモードを終了できます。
続くヒーローチョイスで正しい選択をしたものの、警部に一蹴されてしまいます。
上司は捜査を予定していた連続傷害事件を地方警察に丸投げし、手柄を上げるためにビーストの捜査に取り掛かると発表。その傷害事件は決して小さな事件ではないと主張するルークは上司に一喝され、会議から追い出されてしまいます。ルークは上司からも同僚からも変人扱いされ嫌われている様子です。
ルークが正義にこだわる理由は子ども時代にありました。16年前、孤児だったルークは里親になった警察官「エドワード」としばらく暮らすことになります。「昔からヒーローになるのが夢だった」と話すエドワードに影響され、「自分も一緒にヒーローになる」と意気込むルーク。
しかしその6年後、エドワードはとある事件の犯人との格闘の末命を落としてしまいます。
それから10年、ルークはエドワードの背中を追って駆け続けてきたとのこと。
そして現在、パソコンに届いたメールに添付された動画を確認したルークは誘拐事件が発生したと判断、しかし上司はいたずらメールだと取り合わず、ルークは一人で捜査を進めることに。
再びサーチモードに入り、映像に何か手がかりがないかを調べます。
調べ終えると続いて「シンキングタイム」に入り、調べた手がかりから捜査につながるヒントを導き出していきます。
今度は「捜査ミッション」のパートに入りました。サーチモードとシンキングタイムで導いたヒントを元に捜査したい場所を選択し、移動します。画面下部に表示された足跡のゲージは「行動力ゲージ」で、「1ラウンドに移動できる距離」を表しており、ゲージ1を消費して1マス移動可能です。このゲージがなくなるとラウンドが終わり、プレイヤーはスタート地点に戻ってしまいます。今回は2マス移動し「Lenny Electrics」に移動しました。
Lenny Electricsで女性に聞き込みを行っている中、女性はとある有名なサファイアの色を思い出すのに苦労している様子。ルークは心当たりがあり助言しようとしますが、プレイヤーが選択に迷った場合Rボタンで「思い出す」ことが可能です。
思い出すことで過去のサーチモードを再びプレイすることができます。過去にサーチモードで調べていなかった手がかりについて「思い出す」を行った場合はヒーローゲージを消費してしまうので、最初のサーチモードではとことん手がかりを調べておいた方がよさそうです。
捜査を行う内にいろいろな情報を手にすることができました。情報は逐一操作手帳に記録されており、捜査手帳はXボタンを押すことで確認可能です。
一通り捜査が終わって必要な手がかりを得ると、画面上部に「潜入!」と表示され、LボタンとRボタンを押すことで潜入ミッションが開始されます。
潜入ミッションの様子は以下のムービーから確認可能。3Dで表示されたプレイヤーを実際に操作することが可能です。
バディミッション BONDの最初の潜入ミッションに挑んでみた - YouTube
手がかりを元に潜入した倉庫には柱に縛られた何者かの姿がありました。謎の人物と言葉を交わした後、ミッション終了です。
ここまでは第0章。ミッションの終わりにはたまったヒーローゲージを元にランク付けが行われます。
獲得したランクによってはサイドエピソードなどが解放されることもあります。
ストーリー選択画面からはメインとなる「ミッション」やサイドエピソードなどを選択可能。
ミッションからは過去のエピソードも再プレイ可能です。
続く第1章では、倉庫で出会った「アーロン」と名乗る男性がバディとなり、共に行動することになります。アーロンは動画の女性「アラナ」の弟で、身体能力抜群な少し血の気が多い人物です。
バディが一緒だと操作ミッションの際の行動力ゲージが増えるなど、プレイの幅が広がります。
また聞き込みの際に担当者を決める「バディチョイス」も新たに選択可能。
優しく聞き出そうとするルークや……
暴力で解決しようとするアーロンなど、状況によって聞き込みを行うキャラクターを使い分ける必要があります。
潜入ミッションでも操作するキャラクターを選択可能、特にできることに違いはないものの、好きなキャラクターで潜入することができます。
アーロンで潜入ミッションに挑んでみたムービーは以下から確認可能です。
バディミッション BONDで、キャラクターの一人「アーロン」で潜入ミッションに挑んでみた - YouTube
ストーリーが進むにつれてルークとアーロンを含む4人が主要キャラクターとして登場、好きな2人でバディを組んでストーリーを進めることが可能になります。充実したストーリーと豊富に用意されたミッションを楽しむことができ、ゲームにストーリー性やキャラクター性を求める人にはピッタリなゲームです。謎解き要素は少しあるもののさほど難しいものではなく、操作方法も簡単なためゲームに慣れていない人でもプレイしやすいものになっています。なお、第0章と第1章がプレイ可能な体験版も無料で配信されています。
「バディミッション BOND」はAmazon.co.jpで購入可能で、パッケージ版の価格は税込6155円、ダウンロード版の価格は税込7128円です。
Amazon | バディミッション BOND -Switch | ゲーム
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