マヨネーズなのに食材を燻製風味にする「キユーピー燻製マヨネーズ」を色んな食べ物と合わせてみた
食材を燻製するスモークボックスや土鍋などは購入しても「煙がすごい」「準備が大変」という理由でなかなか使いづらいもの。そんななか、キユーピーから食材に「かけるだけ」で燻製の深い香りと卵のコクを楽しめるというマヨネーズ「燻製マヨネーズ」が2021年2月10日(水)に登場します。「マヨネーズなのに燻製とは……?!」といろいろ気になる燻製マヨネーズを一足先に入手したので、実際に使ってみました。
キユーピー燻製マヨネーズ | 商品情報 | キユーピー
https://www.kewpie.co.jp/products/product/mayonnaise/mayonnaise/4901577082849/
キユーピー からしマヨネーズ キユーピー 燻製マヨネーズ | キユーピー
https://www.kewpie.co.jp/karashi_kunsei/
これがキユーピー燻製マヨネーズのパッケージ。
内容量は200gで、原材料名には食用植物油脂、卵黄、醸造酢、食塩などが並んでいます。
カロリーは大さじ1杯(15g)当たり107kcal。
開封するとこんな感じ。キャップはからし色で、「キユーピー燻製マヨネーズ」と書かれたシールが貼られています。
中身をお皿に出してみて……
まずはそのままなめてみたところ、口に入った瞬間は酢の酸味が舌を刺激し通常のマヨネーズと似ているのですが、数秒後には舌の奥から鼻に燻製の香りが広がり、後を引きます。
燻製マヨネーズ(左)を通常のマヨネーズ(右)と比べて見たところ、色の違いなどは特にありません。
ただ食べ比べてみると、通常のマヨネーズは酸味が後を引くのに対し、燻製マヨネーズは途中から酸味が燻製の香りに置き換わるので、後半はややマイルドな味わいに感じました。
ということで、燻製する食材として人気の鶏肉・卵・ちくわ・チーズなどを用意。まずは燻製マヨネーズが食材にどれだけ香りをプラスできるのかを確かめてみます。
ゆで卵につけて食べてみたところ、まさに「くんたまのマヨネーズがけ」という感じの高い完成度。燻製マヨネーズはマヨネーズが燻製にされているのではなく、スモークビネガーが使われているので、スモーキーさはありつつも主張しすぎません。簡単かつ適度にゆで卵に香りをプラスできるので、かなり便利で、「くん液は香りがわざとらしすぎる」という人にもよさげ。
どんどん食材を燻製マヨネーズにつけていきます。続いてちくわ。
ゆで卵は素材の味が淡泊なので燻製マヨネーズを強く感じられましたが、ちくわは塩気や魚の風味が強いので、ゆで卵につけるよりはややスモーキーさが薄め。
一方、淡白な味わいのサラダチキンも燻製マヨネーズによく合います。実際のスモークだとやや食材が固くなりますが、燻製マヨネーズだとジューシーな食材がジューシーなまま食べられるのもグッド。
チーズもちくわと同様に、チーズ自体の塩気や濃厚な味わいが勝って、やや燻製マヨネーズが薄く感じられました。全体として、4つの食材の中では最もゆで卵との相性がよいというのが結論です。
燻製マヨネーズのスモーキーさを確かめたところで、一般的にマヨネーズをつけて食べるものとどれくらい相性がいいのかもチェックしてみます。まずは生野菜のサラダにかけてみました。
食べてみたところ、ゆで卵と同様に素材の味がシンプルなので、マヨネーズの酸味やまろやかさ、そして燻香が全面に出ていて、燻製好きとしてもマヨネーズ好きとしても、かなりアリ。マヨネーズをかけただけでかなりオシャレな味わいに仕上がっており、ツナとの相性もよかったので、ツナマヨにしてもよさそうです。
さらに、バターの代わりに食パンに燻製マヨネーズを塗って……
野菜やハムを挟んでいきます。
燻製マヨネーズのサンドイッチが完成。これは食べた人によって意見が分かれ、「あまり燻製っぽくない」と言う人もいましたが、「ほのかに燻香が感じられるぶん『ひと味違うサンドイッチ』になっていてかなり良い。ゆで卵やサラダチキンにつけるより好き」とコメントする人も。主張し過ぎない絶妙な燻製感が出せるのは燻製マヨネーズ独特の持ち味です。
さらに「マヨネーズと言えば」ということで、ポテトサラダも作成。
キユーピーによると、オススメの黄金比は具材:マヨネーズ=10:2とのことで、遠慮無くマヨネーズを消費するのがポイント。カロリーを気にしてマヨネーズ少なめにすると燻香が消えてしまったのですが、レシピに従いしっかりマヨネーズを投入すると、マヨネーズの風味と燻製の香りの両方が楽しめるリッチなポテトサラダが完成しました。
最後に、冷凍のお好み焼きに燻製マヨネーズをかけてみることにします。
温めたお好み焼きにソースを塗り、燻製マヨネーズをたっぷりかけていきます。
……が、ソースの味が強すぎたため、燻製の香りがほとんどわからず。また酸味が後を引かない燻製マヨネーズの特徴もあり、アクセントとしてのマヨネーズ感も控えめでした。
ということで実際にいろいろな食材につけて食べてみたところ、「シンプルな食材だと際立ち、味の濃い食材と合わせても味がケンカしない」という絶妙なラインの燻製感。本格的な燻製の風味を求めている場合は少し物足りなさを感じるかもしれませんが、マヨネーズの代替として使え、なおかつ燻製の風味を手軽に楽しめるので、調味料としてはかなりのポテンシャルを感じました。色んな食材に使えるので、おうちに1本あれば味のバリエーションを増やす意味でも便利そうです。
なお、燻製マヨネーズは2021年2月10日(水)から全国に出荷予定で、価格は税抜220円。開封前賞味期限は製造日を含め常温で7カ月となっています。
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