PlayStation 4をバッテリー駆動&アタッシュケースと一体にして携帯型にする猛者が登場
「史上最大サイズの家庭用ゲーム機」ともされるPlayStation 5を始め、据置型のゲーム機であるPlayStationシリーズは電源コードをコンセントに接続して遊ぶゲーム機として設計されています。しかし、その中からPlayStation 4をバッテリー駆動化して持ち運び可能な携帯型にしてしまおうとする猛者が登場しました。
「携帯型PS4」を作ろうとするDX Terrariaさんが製作したのは、アタッシュケースにPlayStation 4と液晶ディスプレイを同梱し、バッテリーによる駆動方式で携帯化を試みたもの。未完成とのことですが、PlayStation 4の起動画面がしっかり表示されています。
携帯型PS4
— DX Terraria (@DxTerraria) October 13, 2020
もう少しで完成です! pic.twitter.com/t6xQBXmufp
起動時のムービーも公開されています。
せっかくなので起動時の動画も貼っておきますw pic.twitter.com/VWxdWQbC5U
— DX Terraria (@DxTerraria) October 13, 2020
赤枠の部分にある電源スイッチを入れ……
コントローラーのPSボタンをポチっと押します。
すると冷却ファンとゲームディスクがぎゅんぎゅん回転し始めました。
そしてPlayStation 4のホーム画面が表示。音もちゃんと鳴っています。
挿入したゲームディスクもしっかり認識されていました。
また、記事作成時点で、DX TerrariaさんのYouTubeチャンネルでは携帯型PS4の回路周辺の実装までを収録した製作ムービーが投稿されています。
【ゆっくり解説】携帯型PS4の製作【回路編】 - YouTube
DX Terrariaさんは携帯化とバッテリー駆動を実現させるため、PlayStation 4 Slimをベースに設計しているそうです。
PlayStation 4 Slimを分解するとこんな感じ。パーツがたくさんありますが……
携帯化に必要なパーツはこれだけ。
まずは回路部分の小型化を進めるため、電源周辺をバッテリー駆動に対応するよう設計し直したり……
マザーボードのAPU冷却ファンを小型のものに変更したり……
記憶装置をHDDからSSDへ置き換えたりなど、どのようにして設計が進められたかが詳細に解説されています。
以下のような基板むきだし状態でもPlayStation 4は動作可能。冷却ファンの動作確認のために1時間ほどゲームをやったそうですが、動作には問題なかったとのこと。
また、携帯型PS4の実装ではコストを抑えることも重視しており、ディスプレイにはジャンク品として購入したというノートPCの液晶パネルが流用されていました。
設計し直した基板などはアタッシュケースに詰められます。
実際にアタッシュケースに取り付けた状態のディスプレイに接続して、ゲームをテストプレイしている様子も公開されていました。インターネットにも接続でき、オンラインゲームもプレイ可能。
バッテリーの駆動時間測定や、アタッシュケースの加工などは別のムービーで公開される予定とのこと。携帯型PS4が完成したらTwitterで投稿していたムービーなども含めてYouTubeでも新たなムービーが公開されるそうです。
完成後はYoutubeにアップロードする予定なのでお楽しみに!
— DX Terraria (@DxTerraria) October 13, 2020
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