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Twitterが「RT前にリンク先を読む」ように促すオプションを全てのユーザーに拡大すると発表


「Twitter上での議論を深めるためには、RT(リツイート)で共有する記事を事前に読んでおいた方がいい」との考えから、「ツイートのリンク先を開いていない場合、RT前にリンク先の記事を読むように促す」機能のテストが2020年6月から行われていました。9月25日にTwitterがテストの結果について報告し、この機能を全てのユーザーに拡大する計画だと発表しています。


Twitter's Experiment to Get You to Read Stories Actually Worked | Digital Trends
https://www.digitaltrends.com/news/twitter-retweet-experiment-results/

Twitter上で既に投稿されているツイートを共有するRTは、ツイートが主張する問題をより広い範囲に提起したり、コメントを付けてツイートに対する自分の意見を述べたりする際に使われます。しかし、必ずしも全てのユーザーがRTするツイートに含まれるリンク先の記事を読んだ後にRTするわけではなく、リンク先のタイトルや概要を読んだだけで反射的にRTするユーザーも少なくありません。

プラットフォーム上での議論をより深く健全なものにしたいTwitterは、ユーザーがリンク先の記事を読んでいないのにRTをするのは好ましくないと考えている模様。Twitterの製品責任者であるKayvon Beykpour氏は、「リンクや記事がTwitter上で流行するのは簡単です。これは強力ですが、人々が拡散しているコンテンツを読んでいない場合は危険になり得ます」と述べています。


そこでTwitterは2020年6月から、Androidアプリを使用する一部ユーザーに向けて、「RTする前にリンク先の内容を読むように促す」機能のテストを実施しました。

TwitterがRT時に「先にリンク先を読む」ようにうながすオプションのテストを開始 - GIGAZINE


テストでは、対象となったユーザーがRTしようとしたツイートに含まれるリンク先を開いていない場合、以下のように「ヘッドラインは全てのストーリーを伝えていません」と表示され、事前に記事の内容を読むように促されました。


9月25日にTwitterが発表したテストの結果によると、記事を読むように促されるとリンク先を開く割合が40%増加し、RT前に記事を読む人も33%増えたとのこと。また、一部のユーザーはRT前に記事を読んだことでRTするのをやめたそうで、事前に記事の内容を知ったことにより「これをRTする必要はない」と考えを改めたことがわかります。


今回の実験結果が良好だったことを受けて、Twitterは「RT前にリンク先の記事を読むように促す」機能を全てのユーザーに導入すると発表しています。

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in モバイル,   ネットサービス, Posted by log1h_ik

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