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Spotifyがトップ40入りアーティスト数増加を「トップ4万3000の時代になった」と表現


音楽シーンは「ヒット曲がどんどん短くなっている」などの影響をストリーミングサービスから受けていると言われます。変化はユーザーの聴く楽曲やアーティストにもあるようで、音楽配信サービスの1つ・Spotifyでは、トップ40入りするアーティストの数が1年で40%以上増加しているとのこと。

Is Spotify killing the top 40? — Quartz
https://qz.com/1899097/is-spotify-killing-the-top-40/


ニュースサイト・Quartzによると、2018年初頭にSpotifyのトップ40の毎週水曜日の再生回数は3500万回でしたが、2020年時点では3000万回に減少したとのこと。ただし、ランキング41位から200位の再生数は大きな変化はなかったそうです。

変化の一因として考えられるのは、新型コロナウイルスのパンデミックによる外出自粛で「通勤・通学時に音楽を聴く」事例が減少したことや、店舗の営業自粛によりBGMとして使われなくなったことなどが考えられますが、Spotify自身がアプリに変更を加えたという点も挙げられています。


2020年3月のリニューアルで、Spotifyは「Discover Weekly」と「Daily Mix」により、ユーザーが新たな発見を得られるような方向へ舵を切りました。この施策で、ユーザーがこれまで知らなかった自分好みのアーティストや楽曲と出会えるようになったからか、ユーザーの聴取対象が少ないアーティストに集中する状況から、多数のアーティストに拡散するようになり、ストリームの上位10%を占めるアーティストの数は、2019年から2020年で40%以上増加しました。

Spotifyはこのことを「トップ40の時代は終わり、トップ4万3000の時代になった」と表現しています。

なお、Spotify以外の音楽ストリーミングサービスであるApple MusicやYouTubeでも同じような傾向があるのかどうかは、人気曲の日別再生数が公開されていないため不明です。

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in メモ,   ネットサービス, Posted by logc_nt

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