ラックマウント型のサーバーを自作したい人向けPCケース「SilverStone RM41-506」レビュー
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/00_m.jpg)
PCを自作するためのケースはタワー型のものがが多い一方、ラックマウント型のサーバーを自作したいという人もいるはず。SilverStoneのPCケース「RM41-506」は、高さ約18cmという4Uサイズサイズのラックマウント型PCケースで、5.25インチのドライブを6台、3.5インチのドライブを4台、2.5インチのドライブを最大2台格納可能。価格も2万円台前半とお手頃なので、実際に使ってその機能を確かめてみました。
SilverStone RM41-506 製品紹介
https://www.silverstonetek.com/product.php?pid=887&area=jp
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/005_m.png)
今回はRM41-506をPC-IDEAにて税込2万4800円で購入。RM41-506の外箱はこんな感じ。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/010_m.jpg)
内容物はRM41-506本体、ファン用延長ケーブル、各種固定具、取扱説明書。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/020_m.jpg)
RM41-506の前面は通気性に優れたメッシュ加工。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/030_m.jpg)
前面には電源ボタンとリセットボタン、USBポート2つに加えて、電源やディスクアクセス、LANポートのリンクアップを示すLEDが搭載されています。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/040_m.jpg)
ラックマウント型ケースらしく、正面のサイドにはラックから引き出す際の持ち手付き。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/050_m.jpg)
側面にはレール固定用のネジ穴などが空いています。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/060_m.jpg)
持ち手はネジ止めされているだけなので、縦置きしたい場合は取り外し可能。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/070_m.jpg)
背面もメッシュ加工されているので、前面から背面へのエアフローはよさそうです。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/080_m.jpg)
RM41-506の寸法は幅430mm、高さ176mm、奥行き446mmとなっており、幅283.5mm×奥行203.8mmのノートPCとサイズを比較するとこんな感じ。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/090_m.jpg)
一般的なATX対応タワー型ケースとの比較として、Dell PowerEdge T310ともサイズを比べてみました。4Uのラック用ケースですが、一般的なATX対応タワー型ケースよりもコンパクトです。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/095_m.jpg)
天板を外すため、天板を固定しているネジを取り外します。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/100_m.jpg)
ケースの内部はこんな感じ。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/110_m.jpg)
前面には5.25インチドライブを取り付け可能な内部ケースが両側に2つ、3.5インチドライブを取り付けることができる内部ケースが中央に1つ固定されています。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/120_m.jpg)
まずは中央のケースを取り外してみます。取り外すには上部のネジを外しておく必要があります。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/140_m.jpg)
ネジを外してケースを上側に持ち上げると簡単に外れました。中央の内部ケースには3.5インチドライブを4台取り付け可能。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/150_m.jpg)
中央の内部ケースの前面側には、5cmファンを固定することもできます。RM41-506には前面にファンが付属していないので、エアフローを考えると中央の内部ケースにファンを取り付けておくのがよさそうです。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/170_m.jpg)
両側の内部ケースは上部に加え、側面もネジで固定されています。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/180_m.jpg)
固定ネジをすべて外すと、両側の内部ケースを取り外すことができます。こちらのケースには5.25インチのドライブを3台取り付けることが可能。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/190_m.jpg)
両側の内部ケースの下側には、2.5インチのドライブ1台を取り付けるスペースもあります。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/200_m.jpg)
前面パネル用のケーブルは、中央の内部ケース下に黒いテープでまとめられています。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/220_m.jpg)
天板の開閉を検知するセンサー付き。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/230_m.jpg)
背面には排気用のファンが2機搭載されています。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/240_m.jpg)
スリムドライブを搭載するには、中央の内部ケース下にあるネジを取り外して……
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/250_m.jpg)
前面から金具を取り外し、空いた空間に差し込んで取り付けます。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/260_m.jpg)
ケースの構造がわかったので、次は実際にマザーボードを取り付けてみることに。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/300_m.jpg)
まずはマザーボードを固定するための台座となるネジを取り付けます。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/310_m.jpg)
マザーボードのバックパネルを忘れずにセットして……
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/320_m.jpg)
マザーボードをネジで固定。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/330_m.jpg)
電源をネジで固定します。ATX電源であれば取り付け可能です。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/340_m.jpg)
また、RM41-506は通常のATX電源対応ケースでは取り付けることができないSilverStone製の「GMシリーズ」電源も取り付けることができるとのこと。今回は「GM500-G」を取り付けてみます。
SilverStone GM500-G 製品紹介
https://www.silverstonetek.com/product.php?pid=583&bno=92&tb=14&area=jp
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/345_m.png)
GM500-Gを取り付ける場合は、ATX電源取り付け用の金具を取り外しておきます。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/350_m.jpg)
GM500-Gをそのまま取り付けようとすると、金具やボタンが干渉してしまうので……
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/370_m.jpg)
GM500-Gの短辺についている金具を取り外します。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/360_m.jpg)
あとはネジ穴の位置をあわせて固定すればOK。GM500-Gのボタンはケースの隙間にコードを滑らせ、外側に取り付けることができました。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/380_m.jpg)
あとはマザーボードに各種コネクタを接続。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/400_m.jpg)
前面パネルのLEDの種類が多いため、パネル用ピンの接続は少し複雑です。ピンの配置はマザーボードによって異なるので注意が必要。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/420_m.jpg)
PCIeスロットにNICなどを取り付け、すべての取り付け作業が完了。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/450_m.jpg)
電源コードをつないで、電源ボタンを押すと……
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/470_m.jpg)
無事起動。LEDも正常に動作しました。LEDも正常に動作しています。
![](https://i.gzn.jp/img/2020/08/11/silverstone-rm41-506/480_m.jpg)
1週間ほど稼働させましたが、エアフロー異常による熱問題などはなし。RM41-506は横置きのラック用サーバーを自作できる貴重なPCケースでした。
RM41-506はAmazon.co.jpのマーケットプレイスでも購入可能で、価格は7万6398円からとなっています。
Amazon.co.jp: SilverStone Technology RM41-506 4U ラックマウント サーバーケース 5.25インチ 6ベイ USB 3.1 Gen 1 (SST-RM41-506): Computers & Peripherals
・関連記事
ATX規格でUSBピンから各種情報を取得できる冗長電源「FSP Twins 700W」レビュー - GIGAZINE
M.2 SSDをPCIeスロットから交換可能にするリムーバブルケース「ICY DOCK ToughArmor MB840M2P-B」レビュー - GIGAZINE
インパクトあふれるオリジナルPCケースの数々 - GIGAZINE
ケース自体を自作してドッキングさせられる拡張性最強レベルのPCケース「Thermaltake Core WP100」 - GIGAZINE
自作PCファンには垂涎の「COMPUTEX TAIPEI 2015」PCパーツ関連ブース一挙まとめ - GIGAZINE
昔のPCにはなぜ「鍵穴」がつけられていたのか? - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in レビュー, ハードウェア, Posted by darkhorse_log
You can read the machine translated English article PC case 'SilverStone RM41-506' review fo….