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Linuxで「マスター/スレイブ」「ブラックリスト/ホワイトリスト」の語句置き換えが決定


Linuxの開発チームを率いるリーナス・トーバルズ氏が、Linuxのシンボル名およびドキュメントにおいて「マスター(master)/スレイブ(slave)」「ブラックリスト(blacklist)/ホワイトリスト(whitelist)」という語句の使用を避け、別の語句に置き換えることを推奨する方針を承認しました。

kernel/git/torvalds/linux.git - Linux kernel source tree
https://git.kernel.org/pub/scm/linux/kernel/git/torvalds/linux.git/commit/?id=49decddd39e5f6132ccd7d9fdc3d7c470b0061bb


これまでコンピューターやプログラミング関連では「master/slave」「blacklist/whitelist」といった語は当然のように用いられてきたものですが、「ブラック・ライヴズ・マター」の影響もあって、別の語句への置き換えの動きが進んでいます。

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そしてこのたび、Linuxでもリーナス・トーバルズ氏が当該語句を別の語句に置き換えることを推奨することを承認しました。

「master/slave」の置き換え推奨候補としては以下の例が挙げられています。なお、スラッシュの前が「master」、スラッシュの後ろが「slave」の置き換え候補です。
・primary、main / secondary、replica、subordinate
・initiator、requester / target、responder
・controller、host / device,worker、proxy
・leader / follower
・director / performer

また、「blacklist/whitelist」の置き換え推奨候補は以下の2つとなっています。
・denylist / allowlist
・blocklist / passlist

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in メモ, Posted by logc_nt

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