メモ

話題の海外ファンタジー小説ランキングが見られるウェブサイト「Top Fantasy Reads」

By thommas68

海外の電子掲示板であるRedditで、どのようなファンタジー小説が話題になっているかをまとめてランキング形式で公開しているウェブサイトが「Top Fantasy Reads」です。

Top Fantasy Reads
https://topfantasyreads.com/

記事作成時点では2020年2月17日までのランキングが公開されており、トップ10は以下のようになっていました。

◆1:「Circe」 by Madeline Miller
ギリシャ神話に登場する魔女、キルケーの生涯を描いた作品です。記事作成時点では日本語版は出版されていません。


◆2:「グッド・オーメンズニール・ゲイマンテリー・プラチェット
マンガ「サンドマン」の原作者であり、映画「もののけ姫」で英語吹替版の脚本を手掛けたニール・ゲイマン氏と、小説「ディスクワールド騒動記」などの著者であるテリー・プラチェット氏の共著作品。同じタイトルでドラマ化もされています。


・あらすじ

ヨハネの黙示録に記されたハルマゲドンを実現すべく、この世を滅亡させることになる赤ん坊を、うっかり屋の悪魔クロウリーが人間世界の赤ん坊とすり替えた。しかし11年後、様子を見に戻ってみると、なぜか子どもがいない!クロウリーはお人好しの天使アジラフェールとともに、子ども捜しに乗り出すが…。鬼才ゲイマンが英国ファンタジー界の大御所プラチェットとともに放つ、抱腹絶倒のブラック・ユーモアファンタジー。


◆3:「アメリカン・ゴッズ」ニール・ゲイマン
2位と同じくニール・ゲイマン氏による作品で、同じタイトルでドラマ化もしています。なお、ニール・ゲイマン氏の作品は13位、14位、41位、59位、77位、92位、97位の計9作品ランクインしていました。


・あらすじ

出所まであと五日。三年の服役を終え、残りの日数を数えるシャドウ。あと、四日。あと、三日。そして…。その日まで四十八時間と迫ったとき、看守に呼び出されたシャドウはこう告げられた。今朝、愛する妻が自分の親友と浮気の末、自動車事故で亡くなったと―。呆然と立ちすくむシャドウの前に、奇妙な男が現れる。彼の持ちかけた仕事を引き受けた瞬間から、シャドウの数奇な運命の歯車が回り始めた。


◆4:「風の名前」パトリック・ロスファス
著者であるパトリック・ロスファス氏が7年以上かけて書き上げたという「キングキラー・クロニクル」シリーズの第一部です。


寂れた宿屋「道の石亭」の主人コートは炎のような赤い髪を持ち、「無血のクォート」「王殺しのクォート」など多くの異名で知られる伝説の秘術士の世を忍ぶ仮の姿だった。その正体を看破した紀伝家に促され、みずからにまつわる「本当の物語」を語りはじめる。それは美しく、残酷で、凄惨な子供時代の記憶からはじまって…発表されるやたちまち全米を熱狂の渦に巻きこみ、映画化も進行中の正統派本格ファンタジー開幕!


◆5:「ミストボーン―霧の落とし子ブランドン・サンダースン
三界宙という架空の宇宙を舞台とした「ミストボーン」シリーズ3部作の第1作目です。


・あらすじ

空から火山灰が舞い、老いた太陽が赤く輝き、夜には霧に覆われる“終の帝国”。神のごとき支配王が千年のあいだ統べるこの国の底辺には、スカーとよばれる卑しい民が存在した。盗賊団の少女ヴィンは、とるにたらぬスカーとしてひっそり生きてきた。ある日、腕に凄惨な傷をもつ男に見いだされるまでは―金属を体内で燃やし、不思議な能力を発現させる盗賊たちの革命を描き、全米でベストセラーとなった傑作、ついに開幕。


◆6:「
ロック・ラモーラの優雅なたくらみ」スコット・リンチ
スコット・リンチ氏のデビュー作で、日本を含め15カ国で刊行されています。映画化も企画されていましたが頓挫しています。


・あらすじ

運河が縦横に流れ、輝ける硝子の塔が街を見下ろす美しい水の都カモール。この都の秩序は、表の政治を司るニコヴァンテ公爵と、裏社会を統べるカパ・バルサヴィが結んだ秘密の不可侵協定によって保たれている。だが、ちかごろ秘密協定にそむいて貴族を狙う詐欺師集団が暗躍しているという噂があった。その詐欺師集団の正体こそ、天才ロック・ラモーラ率いる悪党紳士団であった。生まれながらにして巧みに人を欺き、変幻自在に姿をいつわり、嘘を真実に見せかけてしまう才能に長けたロックは、力自慢のジャン、一卵性双生児のカーロとガルド、ちびの少年バグら仲間とともに、貴族を相手に大規模なコン・ゲームを仕掛けては莫大な財産を手に入れていた。そんなとき、カパ・バルサヴィに仕える盗賊団の頭たちが、灰色王と名乗る男に次々と殺される事件が起きる。姿を見せずに殺戮を繰り返す灰色王の目的はなんなのか…そしてついに、その魔手がロックの身にも迫る!


◆7:「アキレウスの歌」Madeline Miller
1位の「Circe」と同じ著者で、「Circe」と同じくギリシア神話を基にした物語です。


・あらすじ

罪を犯して追放された王子パトロクロスは、身を寄せた国で半人半神の王子アキレウスに出会う。当代随一の戦士になると予言された、輝けるアキレウス。当初は反感を持ったパトロクロスだったが、徐々に二人の少年は強い絆で結ばれていく。しかし、十六歳のある日に勃発したトロイア戦争は、二人の運命に不吉な影を投げかけた――


◆8:「王たちの道」ブランドン・サンダースン
5位と同じく、ブランドン・サンダースン氏の作品。なお、ブランドン・サンダースン氏の作品は11位、16位、26位、27位、44位、52位にもランクインしており、計8作品ありました。


・あらすじ

何千年ものあいだ、石と嵐の世界ロシャルは全能神から遣わされた十人の使徒により守られてきた。だがその彼らも“無をもたらすもの”との終わりなき戦いに力つき、あとには人類を見捨てた“光の騎士”伝説と、破片剣と破片鎧という武器だけが残された。そして4500年後…アレスカル国とパルシェンディとの同盟締結を祝う宴の夜、サージ結束者にして破片剣の使い手“白き暗殺者”によって国王ガヴィラルが弑されてのち、ロシャル全土は血で血を洗う新たなる激動の時代に突入した!ホイットニー賞、デイヴィッド・ゲメル・レジェンド賞に輝く、壮大なスケールのファンタジー絵巻、開幕!


◆9:「七王国の玉座上 氷と炎の歌1」ジョージ・R・R・マーティン
ゲーム・オブ・スローンズ」のタイトルでドラマ化され、2011年から2019年までの8年間放送されていました。日本語版では「七王国の玉座」などが出版されています。


・あらすじ

ウェスタロス大陸の七王国は、長い夏が終わり、冬を迎えようとしていた。狂王エイリスを倒し、ターガリエン家から〈鉄の玉座〉を奪って以来、バラシオン家、ラニスター家、スターク家ら王国の貴族は、不安定な休戦状態を保ってきた。だが、ロバート王がエダード・スタークを強大な権力を持つ〈王の手〉に任命してから、状況は一変する。それぞれの家の覇権をめぐり様々な陰謀が渦巻き……。


◆10:「The Fifth Season」N. K. Jemisin
記事作成時点では日本語版は出版されていません。「The Fifth Season」は災害が多発し人類の滅亡が迫る地球が舞台となっています。Orogeneと呼ばれる特殊な人間のみが災害を抑える特殊な力を持っていますが、その特殊な力から、力を持たない多数の人間から差別扱いを受けています。物語は、Orogeneである主人公の子どもが殺害されるところから始まります。


11位から98位は以下のようになっていました。

◆11:「Oathbringer: Book Three of the Stormlight Archive」Brandon Sanderson
◆12:「ホビットの冒険」J.R.R.トールキン
◆13:「Neverwhere」Neil Gaiman
◆14:「Norse Mythology」Neil Gaiman
◆15:「Children of Blood and Bone」Tomi Adeyemi
◆16:「The Well of Ascension: Book Two of Mistborn」Brandon Sanderson
◆17:「The Obelisk Gate」N. K. Jemisin
◆18:「指輪物語」J.R.R.トールキン
◆19:「ウィッチャー」アンドレイ・サプコフスキ
◆20:「The Stone Sky」N. K. Jemisin

◆21:「賢者の怖れ」パトリック・ロスファス
◆22:「Gardens Of The Moon」Steven Erikson
◆23:「The Night Circus」Erin Morgenstern
◆24:「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」J.K.ローリング
◆25:「A Clash of Kings: A Song of Ice and Fire: Book Two」George R. R. Martin
◆26:「Elantris」Brandon Sanderson
◆27:「Words of Radiance: Book Two of the Stormlight Archive」Brandon Sanderson
◆28:「Six of Crows」Leigh Bardugo
◆29:「ディスクワールド騒動記」テリー・プラチェット
◆30:「The Blade Itself」Joe Abercrombie

◆31:「The Library at Mount Char」Scott Hawkins
◆32:「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」J.K.ローリング
◆33:「騎士(シヴァルリ)の息子 ファーシーアの一族」ロビン・ホブ
◆34:「The Bear and the Nightingale」Katherine Arden
◆35:「The Lord of the Rings Deluxe Edition」J.R.R.トールキン
◆36:「ハリー・ポッターと秘密の部屋」J.K.ローリング
◆37:「死神の館」テリー・プラチェット
◆38:「Iron Gold」Pierce Brown
◆39:「ハリー・ポッターと賢者の石 」J.K.ローリング
◆40:「The Eye of the World: Book One of 'the Wheel of Time'」Robert Jordan

◆41:「The Ocean at the End of the Lane」Neil Gaiman
◆42:「何かが道をやってくる」レイ・ブラッドベリ
◆43:「黄金の羅針盤 ライラの冒険」フィリップ・プルマン
◆44:「Warbreaker」Brandon Sanderson
◆45:「J.R.R. Tolkien 4-Book Boxed Set: The Hobbit and The Lord of the Rings: The Hobbit, The Fellowship of the Ring, The Two Towers, The Return of the King」J.R.R.トールキン
◆46:「Jonathan Strange & MR Norrell」Susanna Clarke
◆47:「ダーク・タワー1 ガンスリンガー」スティーヴン・キング
◆48:「The Traitor Baru Cormorant」Seth Dickinson
◆49:「The Girl in the Tower」Katherine Arden
◆50:「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」J.K.ローリング

◆51:「Spinning Silver」Naomi Novik
◆52:「Skyward」Brandon Sanderson
◆53:「アウトランダー」ダイアナ・ガバルドン
◆54:「The First Fifteen Lives of Harry August」Claire North
◆55:「The Light Fantastic」Terry Pratchett
◆56:「The Two Towers: The Lord of the Rings: Part Two」J. R. R. Tolkien
◆57:「Vicious」V. E. Schwab
◆58:「琥珀の望遠鏡 ライラの冒険」フィリップ・プルマン
◆59:「墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活」ニール・ゲイマン
◆60:「Senlin Ascends」Josiah Bancroft

◆61:「A Game of Thrones Leather-Cloth Boxed Set」George R. R. Martin
◆62:「Kings of the Wyld」Nicholas Eames
◆63:「Sleeping Beauties」Stephen King and Owen King
◆64:「ハリー・ポッターと謎のプリンス」J.K.ローリング
◆65:「Every Heart a Doorway」Seanan McGuire
◆66:「ダーク・タワー3 荒地」スティーヴン・キング
◆67:「Black Leopard, Red Wolf」Marlon James
◆68:「Trail of Lightning」Rebecca Roanhorse
◆69:「Sword of Destiny」Andrzej Sapkowski and David A. French
◆70:「The Gray House」Mariam Petrosyan and Yuri Machkasov

◆71:「帝王(リーガル)の陰謀 ファーシーアの一族2」ロビン・ホブ
◆72:「Red Seas Under Red Skies」Scott Lynch
◆73:「Uprooted」Naomi Novik
◆74:「The City of Brass」S. A. Chakraborty
◆75:「聖竜戦記2 異世界への扉 ― 時の車輪シリーズ」ロバート・ジョーダン
◆76:「フィーヴァードリーム」ジョージ・R・R・マーティン
◆77:「アナンシの血脈 」ニール・ゲイマン
◆78:「Perdido Street Station」China Mieville
◆79:「刈り入れ 」テリー・プラチェット
◆80:「Blood of Elves」Andrzej Sapkowski

◆81:「A Wrinkle in Time」Madeleine L'Engle
◆82:「Dread Nation」Justina Ireland
◆83:「A Gathering of Shadows」V. E. Schwab
◆84:「夜明けのヴァンパイア」アン・ライス
◆85:「Before They Are Hanged」Joe Abercrombie
◆86:「The Poppy War」R. F. Kuang
◆87:「A Darker Shade of Magic」V. E. Schwab
◆88:「ハリー・ポッターと死の秘宝」J.K.ローリング
◆89:「The Priory of the Orange Tree」Samantha Shannon
◆90:「Equal Rites」Terry Pratchett

◆91:「Into the Drowning Deep」Mira Grant
◆92:「コララインとボタンの魔女」ニール・ゲイマン
◆93:「ハウルの動く城1 魔法使いハウルと火の悪魔」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
◆94:「A Court of Thorns and Roses」Sarah J. Maas
◆95:「Noisy Farm」Tiger Tales
◆96:「Saga Volume 1」Brian K. Vaughan and Fiona Staples
◆97:「スターダスト」ニール・ゲイマン
◆98:「シルマリルの物語」J.R.R.トールキン

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
本棚の隙間に小さな世界が広がるジオラマ付き本立て「Booknook」が世界中で大人気、ファンタジーからSFまで自作Booknookまとめ - GIGAZINE

衰退する「紙の本」を売り続ける人々の実情に迫る「The Booksellers」予告ムービー - GIGAZINE

買ったけど読んでない「積読」本の総金額がわかり他人の積読本もチェックできる「積読ハウマッチ」 - GIGAZINE

青空文庫の作品を読了目安時間で検索できるサービス「ゾラサーチ」レビュー - GIGAZINE

世界に影響を与えた100冊の本&文書をリスト化するとこんな感じ - GIGAZINE

in メモ, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.