Appleが低価格な「iPhone SE 2」の生産を2月から開始か

Appleが2020年2月中に、新たな低価格帯iPhoneである「iPhone SE 2」(仮称)の生産を開始する予定だとBloombergが報じました。Appleの内部事情に詳しい人物が語ったところによると、Appleは3月中にiPhone SE 2について公式に発表する予定だとのことです。

Low-Cost iPhone (AAPL) to Begin Production in February - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-01-21/new-low-cost-iphone-said-to-enter-mass-production-in-february

一部のユーザーは小型のiPhoneであるiPhone SEの後継機となるiPhone SE 2の登場を熱望しており、2019年には有名アナリストのミンチー・クオ氏が「AppleはiPhone SE 2を2020年の第1四半期に発表する」という予測を発表しています。

ついに「iPhone SE 2」が2020年に登場すると有名アナリストが主張 - GIGAZINE

そんな中、ついにBloombergはAppleの内部事情に詳しい人物の話として、iPhone SE 2の生産が2020年2月に開始され、3月にAppleによる公式発表が行われると報じました。証言者によると、iPhone SE 2の組み立て作業はFoxconn、Pegatron、Wistronといった大手サプライヤーによって行われるとのこと。

BloombergはiPhone SE 2がiPhone 8に似た外見であり、4.7インチスクリーン、Touch ID、iPhone 11シリーズと同様のA13プロセッサを搭載していると予測。

「これは、iPhone SE以来の低価格帯iPhoneです」とBloombergは指摘し、記事作成時点では449ドル(約5万円)で販売されているiPhone 8よりも、さらに低価格でiPhone SE 2が販売されると予測。高価格帯の端末が多いAppleのiPhoneシリーズの中でも、比較的安価に入手可能なiPhone XRやiPhone 11といったモデルは非常に人気が高いところ。

インド国内の市場では依然としてiPhoneは苦戦を強いられており、200ドル(約2万2000円)未満で販売されている安価なAndroid機種に圧倒されている状況です。そんな中、販売価格が399ドル(約4万4000円)とも予測されているiPhone SE 2の市場投入は、新興国におけるiPhoneの競争力向上につながる可能性があるとBloombergは指摘しています。

なお、Bloombergの問い合わせに対し、Appleの広報担当者はコメントを控えたとのことです。