1955年に亡くなったジェームズ・ディーンが最新のCG技術で現代映画に復活

「エデンの東」や「理由なき反抗」といった作品に出演して人気を博したものの、1955年に24歳の若さでこの世を去った俳優のジェームズ・ディーンが、最新のCG技術により現代の映画で復活すると海外メディアのHollywood Reporterが報じています。

James Dean Reborn in CGI for Vietnam War Action-Drama (Exclusive) | Hollywood Reporter
https://www.hollywoodreporter.com/news/afm-james-dean-reborn-cgi-vietnam-war-action-drama-1252703

James Dean, who died in 1955, just landed a new movie role, thanks to CGI - The Verge
https://www.theverge.com/2019/11/6/20951485/james-dean-new-movie-cgi-recreation-finding-jack

Hollywood Reporterによると、ジェームズ・ディーンの死後に起こったベトナム戦争を題材とした実写映画「Finding Jack」に、CGで表現されたジェームズ・ディーンが出演するとのこと。

「Finding Jack」は、映画プロデューサーのアントン・エルンスト氏と女優であり映画のプロデュースや監督も務めるTati Golykh氏がタッグを組んだプロジェクトです。製作はエルンスト氏らが立ち上げたMagic City FILMSが担当しており、既にジェームズ・ディーンの遺族からディーンを映画に出演させるための権利を取得済みと報じられています。

なお、CGでジェームズ・ディーンを再現するのは、カナダのImage Engine Designという映画のVFXなどを担当するスタジオで、製作協力には南アフリカのVFXスタジオであるMOI Worldwideが加わります。

「Finding Jack」の原作はガレス・クロッカー氏の同名小説「Finding Jack」で、脚本はMaria Sova氏が担当。ベトナム戦争終結時に問題となった「1万頭以上の軍用犬の破棄」が題材で、ジェームズ・ディーンは「ローガン」という登場人物を演じることになるとのこと。

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製作に携わっているというArtistry Mediaのドナルド・A・バートン氏は、「我々は極端に複雑なキャラクターアークを持つローガンという登場人物を完璧に表現するため、さまざまな作品に登場するキャラクターを調査しました。数カ月にもおよぶ調査の末、我々はジェームズ・ディーンこそローガンを演じるのにふさわしいと考えました」と語っています。

作中の楽曲はシンガーソングライターのダイアン・ウォーレンと作曲家のローラン・エイケムが担当。「Finding Jack」は2020年の退役軍人の日(11月11日)の公開を予定しています。