HuaweiがiPad Proに見間違えるほどそっくりなタブレットを開発中
スマートフォン関連のニュースを取り扱う91mobilesが、「Marx」というコードネームで開発が進められていたHuawei製の最新タブレットのリーク画像を公開しました。スマートフォン関連のリーク情報を取り扱う@evleaksによると、画像がリークされたタブレットの名称は「MatePad Pro」となるようです。このMarxのデザインがあまりにもiPad Proと似ているとして、海外テクノロジーメディアのThe Vergeが報じています。
[Exclusive] Huawei MediaPad M7 renders show the first tablet with punch-hole display | 91mobiles.com
https://www.91mobiles.com/hub/huawei-mediapad-m7-marx-design-render-exclusive/
Huawei’s next tablet might look like an iPad Pro - The Verge
https://www.theverge.com/2019/10/31/20942588/huawei-next-tablet-apple-ipad-pro-matepad-pro-mediapad-m6
91mobilesは「信頼できる情報筋から得た情報」として、Marxのリーク画像を公開しています。Marxの特徴は、Galaxy Note10のようなパンチホール型ディスプレイを搭載している点です。Marxは磁気キーボードと専用のスタイラスペンを備えているほか、背面カメラはデュアルカメラであることがわかります。
@evleaksが公開したMarxのリーク画像。@evleaksが指摘する通りMarxの名称がMatePad Proとなる場合、「Pro」をつけるというAppleの命名方法も模倣するということになります。
リーク画像ではiPadのSmart Keyboardのような磁気キーボードと、iPad ProのApple Pencilのように端末側面に磁石でピタッとくっつけられる専用スタイラスペンも見られます。
iPad ProにApple Pencilをくっつけるとこんな感じ。これと同じようにMarxも専用スタイラスペンを端末にくっつけることができる模様。
Marxには指紋認証センサーが見当たりませんが、91mobilesによると顔認証機能を採用しているか、ディスプレイ内に指紋認証センサーが埋め込まれている可能性があるとのことです。また、ストレージは最大256GB、メモリは最大8GBとなり、CPUにはHuawei製のKirin 990が搭載される模様。なお、記事作成時点でHuaweiが販売する最新のタブレットである「MediaPad M6」は、2019年6月に発売されたばかりです。
iPhone Xがリリースされた2017年以降はHuaweiを含む多くのスマートフォンメーカーがiPhoneそっくりのスマートフォンをリリースしており、The Vergeは機能やデザインをコピーして技術的な改善を促すのではなく、ただ見た目だけを模倣するようなものが多いと指摘し、「明らかに良い傾向ではない」と警鐘を鳴らしていました。
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なお、2019年10月末にはXiaomiがApple Watchそっくりのスマートウォッチをリリースしており、Apple製品の模倣はiPhoneだけでなく多岐に広がっているようです。
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