取材

壁一面の本を飲食しながら読めてそのまま寝れる「泊まれる図書館」っぽい「TUNE STAY KYOTO」に行ってきた


ネット書店とも大型書店とも違う「体験」を提供する本屋「本屋 B&B」を運営するnumabooksとコラボレーションし、壁一面を本棚にした、まるで図書館のようなホテル「TUNE STAY KYOTO」が2019年11月1日からオープンします。コーヒーやほうじ茶ビールを片手に心ゆくまで本を物色できる「カフェ付き図書館」っぽい作りなのですが、3500円からの完全個室に宿泊可能とのことだったので、一足先に泊まってみました。

TUNESTAY KYOTO
https://www.tune-stay.com/

TUNE STAY KYOTOの住所は「京都府京都市下京区夷之町708」で、JR京都駅から徒歩5分の立地です。


道沿いに建つ、手前の黒い建物がTUNE STAY KYOTO。


入口はこんな感じ。モダンでありつつも和も感じられる雰囲気です。


建物に入ってすぐ受付があり、同じカウンターをたどって奥に進むとバー&カフェになっているという構成です。


受付の左側に壁一面の本棚があり……


この本棚が圧倒的な存在感。まるで図書館のような雰囲気で、本の数は2000~3000冊ほど。


本棚に沿う形で階段があり、左側の木製部分は椅子として使えます。気になる本を手に取ってその場で中をじっくり確かめられるのはうれしいところです。


3000冊近い本が並びますが、本の内容は全て京都に関係するものとのこと。16歳の少女が舞妓さんたちの食事を毎日作るという「舞妓さんちのまかないさん」という漫画があれば……


かなりディープに京都を知りたいという人向けの新書。


京都といえば、ということで森見登美彦万城目学の小説もあります。


歴史を学べる本や……


ややデザイン・アート寄りの本もありました。


中には、「これ、京都に関係ないのでは?」と思ってしまう「経営者の孤独。」というタイトルもありましたが、作者の土門蘭さんは京都出身の作家で、インタビュー対象の経営者の中にも京都在住の人物がいます。どの本もどこかで京都とつながっているので、タイトルからは想像もつかない本から「京都」を探すのも1つの楽しみ方。


階段の下から見上げるとこう。


本棚の向かいにはカウンターテーブルがあり、ここで本を片手にゆっくりしてもOK。


受付カウンターをたどっていくと、カフェバーではレセプションということもあり軽食の提供がありました。普段提供されている日とこの日のメニューは異なるとのことですが、ここでドリンクや食べ物を購入して本棚の近くまで持っていってもOKとのこと。


バーということでお酒の提供もあり。


TUNE STAY KYOTOは一風変わったクラフトビールを扱う「Kyoto Beer Lab」ともコラボレーションしており、ここでしか飲めない「わさび塩ゴーゼ」という変わり種もありました。普段はほうじ茶ビールも提供されているそうですが、今回はなかったので「わさび塩ゴーゼ」をもらいました。


バーにはテーブル席もありますが……


本棚の前のカウンターは、映像が流れる大スクリーンも見やすい位置なので着席。ここでは今後、イベントなどでさまざまな映像が流れる予定とのこと。


本棚の本は自由に取ってきてOKなので、じっくり本を飲みつつ飲んだり食べたりできる、ブックカフェ的な使い方が可能なわけです。


腰を据えてドリンクを飲みつつじっくり本を読んだり……


飲み物片手に本を物色してもOK。ホテル宿泊者だけでなく、一般客もこのカフェバーや本棚のある共用スペースを使ってOKとのことなので、京都の本を物色したい時や、ちょっと休憩したい時にによさげです。共用スペースはかなり大きく取られており、オープンな作りなので、何人かでわいわいしたり見知らぬ旅人と知り合ったり、という交流の場にもなりそうでした。


1階のフロアをじっくり見たところで、部屋に向かってみます。建物全体がおしゃれな雰囲気ですが、エレベーターを待つ空間ですらおしゃれです。


フロアの廊下はかなり暗めのライティング。


カギはカードタイプです。


入室。今回宿泊したのはダブルルームで、広さは12平方メートル、価格は時期によって変動しますが1室5950円からとなっています。


部屋の中を歩きまわっている様子は以下のムービーから見ることができます。

「TUNE STAY KYOTO」のダブルルームはこんな感じ - YouTube


部屋の奥、右側には1人だとかなり広々したサイズのダブルベッドがあり……


その隣にはデスク&イスの作業スペース。


デスクの隣にある窓は10cmほど開くことができます。開けた先は隣のビルだったので景色を楽しむタイプではなく、部屋全体が非常にシンプルな作りであることを見ても、個室はあくまで「寝る場所」、そのほかは1階の共用スペースで過ごすことを想定しているようです。


お茶などは自分で購入する必要がありますが、ポットも用意されていました。


引き出しの中には特になにもなし。イスはキャスターのないタイプです。


1階の本を部屋に持って上がれるかどうかは、これから決めていくそうですが、もちろん本を購入すればじっくりと静かな部屋で読むことができます。ただし、ベッドの上に照明があるので、デスク回りにライトが当たらず作業したり本を読んだりするにはちょっと暗めの印象。「寝オチしてごらん……」と言われているかのようなライティングなので、寝る寸前までごろごろしながら読書したい人向きといえそうです。


ベッドの前にはテレビ。


入口の扉のすぐの隣に木製の扉があり……


ここはトイレ&シャワールームでした。バスタオル・タオルの用意はあります。


シャワー室はこんな感じ。シャンプー・リンスー・ボディーソープが並んでいます。


トイレ&シャワールームの前に洗面台。ハンガーやハンガーラックもあるので、しわを作りたくない服がある場合でも安心です。


歯磨きは用意されていましたが、ブラシなどはないので持参が必要。


ドライヤーはパナソニック製。


洗面台の下にある冷蔵庫は有料の飲食物が並んでいるタイプではなく、自分で買ってきたものを入れておけるスタイルでした。


TUNE STAY KYOTOには他にも部屋タイプがあるとのことなので、見せてもらいました。これが7.5平方メートルのシングルルーム。扉を開けると、壁と壁の間にすっぽりとベッドが収まっており、横幅だけ見るとカプセルホテルのような感じ。ただし、完全個室であり、冷暖房・テレビの設置はあり。1室3500円からです。


向かって右の壁にハンガーをかける場所があり……


ちょっと見づらそうな位置ですが薄型テレビも設置されています。


また、トイレや……


洗面台・シャワールームも完備。ただし、この部屋には冷蔵庫がありませんでした。


また、ツインルームは2段ベッド式。広さは11平方メートルで、1室5600円からとなっています。


部屋の奥から扉側を見たところ。デスク周りやシャワー・トイレはダブルルームと同じです。


最も広々しているのがツインスーペリアルーム。広さは16平方メートル、1室6300円からです。


ツインルームやダブルルームと比べると、ベッドからデスクまでの距離がかなりあり、荷物が多い時にうれしいところ。


デスク周りやシャワー・トイレなどは同じで……


シングルベッドが2つ並んでいるのが差異となっています。


部屋にはシャワーしかありませんが、地下1階にはバスルームが大小2つ用意されています。こんな感じの白い空間の中に、共用のトイレ・ランドリー・お風呂が並んでいます。


まずは横にスライドさせるタイプの扉を開けて、バスルームへ。


大きめのお風呂は4人家族でも入れそうなサイズ。


手すりがついており、使いやすいデザインです。


脱衣所も広々。


小さめのお風呂は、1~2人での入浴に適した大きさでした。


お風呂の隣にはランドリールーム。


ここには乾燥機が4台と……


洗濯機が4台。それぞれ使用料は乾燥機が1回100円、洗濯機が1回200円です。


さらに、お風呂場の隣には宿泊者が24時間自由に使えるキッチン&ダイニングがありました。長期滞在中に外食が辛くなったり、スーパーで買ったものを調理したくなったりした時に、キッチンがあれば選択肢がぐんと広がります。


洗い場が4つあるので、ランチやディナー時の混雑が緩和されそう。


3口のIHが2つ並んでいます。


レセプションということもあり、調理器具などはありませんでしたが、オープン時には鍋・フライパン・包丁などのキッチン道具が棚や引き出しなどに用意されるとみられます。


ポットは2つ、電子レンジは1つ、冷蔵庫が1つ。


ダイニングテーブルにはコンセントもあるので、広々としたデスクで光のもと作業したい時はこっちを使えばOKというわけです。


読書を満喫しながら眠る……という点は「BOOK AND BED TOKYO」と似ていますが、BOOK AND BED TOKY0は本棚の「中」で眠るので寝る1秒前まで本の近くにいられるという良さがありますが、共用スペースと就寝スペースが隣合わせのドミトリータイプなので、物音が気になってしまうこともあります。この点、TUNE STAY KYOTOは時間を気にせずにいろんな本を物色できるものの、完全個室なので眠りが妨げられないのもポイント。共用スペースで読書を楽しんだり、色んな人たちと交流しつつも、しっかりプライベートスペースを保ちたい時にオススメです。

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in 取材,   動画, Posted by darkhorse_log

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