「GoPro HERO8 Black」レビュー、パワーアップしたブレ補正「HyperSmooth 2.0」と自動で速度調整してくれる「TimeWarp 2.0」の威力を確かめてみた

高いブレ軽減機能を持つ小型のアクションカメラ「GoPro」から「GoPro HERO8 Black」が2019年10月25日(金)に登場します。前モデルである「GoPro HERO7 Black」で搭載された、自動で2~30倍速の編集を行う「TimeWarp」や、ブレ補正機能「HyperSmooth」がパワーアップしているとのことで、一足先に実物を触ってみました。
HERO8 Black | Hypersmooth&TimeWarp 2.0 | GoPro
https://gopro.com/ja/jp/shop/cameras/hero8-black/CHDHX-801-master.html
編集部に届いたGoPro専用のケース。

開けると、「GoPro HERO8 Black」のほか周辺機器が入っていました。

内容物は、GoPro HERO8 Black、ランヤード付きスリーブ、三脚付きミニ延長ポール「Shorty」、マウント用バックル、サムスクリュー、粘着性ベースマウント、USB Type-Cケーブル、ステッカー、取扱説明書。

今回は貸出品のためケース、ランヤード付きスリーブ、Shortyがセットになっていましたが、通常GoPro HERO8 Blackを購入した場合、これらパーツは別売となります。

GoPro HERO8 Blackの大きさはおよそ49mm×66mm×28mmで、重さは126gです。

交通系ICカードと比較するとこのくらいの大きさ。

レンズ横の液晶には現在の撮影モードやSDカードの残量、バッテリー残量などが表示されます。

裏面は2インチのタッチパネル液晶。

上面にはシャッターボタンがあります。

底面には、前モデルのGoPro HERO7 Blackには無かったビルトインマウントがついています。

右側面には電源ボタンがあります。

電源ボタンを長押しすると電源がONになります。

左側面にはバッテリードアがありました。

赤いラインが見えるまでくぼみを引っ張ると……

バッテリーとmicroSDカードの挿入口、USB Type-Cポートがあります。

バッテリードアの開く角度はこのくらい。

充電を行うにはポートにUSB Type-Cケーブルを挿し……

もう一端をPCのUSBポートやUSB電源アダプタに接続する必要があります。なお、USB電源アダプタは別売です。

GoPro HERO8 Blackには内部メモリがないので、microSDカードを挿入する必要があります。

GoPro HERO8 Blackは粘着性ベースマウントに装着して、ヘルメットや自転車に取り付けることも可能。

粘着性ベースマウントは裏面のシートが粘着テープになっています。

粘着性ベースマウントに装着するには、まず付属のマウント用バックルを用意。

本体からビルトインマウントを引き出し……

マウント用バックルに差し込みます。

次にサムスクリューを用意。

サムスクリューを差し込み、ネジを軽く締めて固定します。

固定するとこんな感じ。

粘着性ベースマウントに固定する場合は、マウント用バックルのゴム部分を引き上げ……

粘着性ベースマウントに差し込みます。

ゴム部分を押し込んで、粘着性ベースマウントを目的に応じたものに貼り付ければ完了です。

GoPro HERO8 Blackの電源を入れるとこんな感じ。電源ボタンを押すことで、倍速でムービー撮影ができる「タイムラプス」、ムービーの撮影ができる「ビデオ」、写真が撮影できる「写真」を切り替えることができます。以下はタイムラプスモードを選択中の画面で、赤枠部分をタップすると撮影の設定を変更できます。

デフォルトでは「TimeWarp」「タイムラプス」「ナイトラプス」の3つがそれぞれ設定されていますが、「+」をタップすると撮影の設定をカスタマイズできます。

タイムラプスではモードや解像度、レンズ、速度、ズームを変更できます

GoPro HERO7 Blackのモード「TimeWarp」は速度を手動で設定する機能でしたが、GoPro HERO8 Blackではバージョンアップして「TimeWarp 2.0」となり、動き、シーン検出、光量に基づいて速度が2~30倍速から自動で設定される&撮影中にタップで速度を自由に調整可能になりました。

GoPro HERO7 Blackと同様に2~30倍速から指定して撮影したい場合は、モードを「タイムラプス」にし、「速度」で「2X」「5X」「10X」「15X」「30X」のいずれかを選択すれば設定可能です。

「TimeWarp」で撮影中、赤枠部分が黒色になっていると倍速で撮影されます。タップすると、倍速が解除されます。

青色になっているときは等倍で撮影されています。

自転車で走った様子を「TimeWarp」で録画してみました。途中ムービーの再生速度が遅くなっているところは等倍で撮影しているところです。たとえば登山やサイクリングの途中に絶景を見つけた時や、マラソン大会出場中に応援に来てくれた人を撮影するときなど、等倍で撮影したいシーンをワンタッチで編集することができそうです。
「GoPro HERO8 Black」で自動で倍速調整する「TimeWarp」を使ってみた - YouTube

「ビデオ」ではブレを軽減して撮影する「HyperSmooth 2.0」を使用でき、「オフ」「オン」「高」「ブースト」の4段階から選択して撮影できます。

「HyperSmooth」をブーストにした場合とオフにした場合でムービーを撮影してみました。どちらも自転車に乗って撮影しています。比較すると、その差は歴然。圧倒的にブレが軽減されていることがわかります。
「GoPro HERO8 Black」でブレを軽減する「HyperSmooth」を使ってみた - YouTube

GoPro HERO8 Blackはアプリ「GoPro」と連携して使用することもできます。GoProアプリはiOS、Androidに対応しています。
「GoPro」をApp Storeで
https://itunes.apple.com/jp/app/gopro/id561350520
GoPro - Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.gopro.smarty&hl=ja
今回はiOS版を使用します。App Storeからアプリをインストールしたら「開く」をタップします。

アプリを開いたら、カメラの検索が始まります。

以下の画面の手順に沿ってGoPro HERO8 Blackをセットアップします。

GoPro HERO8 Blackの画面を下にスワイプし「ユーザー設定」をタップ

「接続」をタップ

「デバイスの接続」をタップ

「GoProアプリ」をタップすればGoPro HERO8 Blackの準備は完了です。

接続完了すると、カメラ名の変更画面が表示されます。変更する場合は赤枠部分に文字を入力して「新しい名前を保存」をタップ。変更しない場合は、「GP00000000のままにする」をタップします。

「HERO8の準備ができました」と表示されたら「今すぐ始める」をタップ

「同意する」をタップ

「同意する」をタップ

GoPro HERO8 Blackにムービーや写真が保存されている場合は「新しいメディアがあるようです」と表示されます。「了解」をタップすると同期が始まります。

同期が完了するとサムネイルでデータが表示されます。

ムービーの編集を行う場合は「新しいストーリーを始める」と吹き出しのついた右下の青い丸をタップ

編集したいムービーや写真を選択します。複数選択してムービーを連結することも可能です。

編集画面はこんな感じ。左端のアイコンをタップして編集したいムービーをタップすると……

以下の機能が使用してムービーを編集することができます。
・トリミング:ムービーのカット編集
・フレーム:画面のトリミング、回転
・フィルター:色調の加工
・速度:ムービーの速度変更
・ボリューム:ムービーの音量調整
・テキスト:文字の挿入
・ハイライト:ハイライトタグの挿入

左から2番目のアイコンは、あらかじめ用意されたテンプレートを選択してムービーを編集できます。

真ん中のアイコンは、ムービーに音楽をつけることが可能。

右から2番目のアイコンはムービーの全長を調整できます。

一番右のアイコンは、ムービー全体の縦横比を設定できます。

GoPro: Introducing HERO8 Black — Beyond Next Level - YouTube

「GoPro HERO8 Black」は2019年10月25日(金)に税込5万800円で発売予定です。Amazon.co.jpでは記事掲載時点で税込5万5880円で予約注文可能となっていました。
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