宇宙開発シミュレーション「Kerbal Space Program」の続編が2020年リリース予定
Kerbal Space Programは、ちょっとドジな緑色の宇宙人が住む、地球そっくりな惑星「Kerbin」の宇宙開発プログラムの責任者となって、宇宙ロケットを建設・操縦し、宇宙探査を行って行く宇宙開発シミュレーションゲームです。そんなKerbal Space Programの続編となる「Kerbal Space Program 2」が2020年に発売されることが決定し、予告映像が公開されています。
Kerbal Space Program 2 – Kerbal Space Program
https://www.kerbalspaceprogram.com/game/kerbal-space-program-2/
The Kerbal universe is expanding and entering the next generation of space exploration in 2020 with Kerbal Space Program 2! #BuildFlyDream #KSP2 #KSP #Gamescom2019 @PrivateDivision https://t.co/01GA6Os74f
— Kerbal Space Program (@KerbalSpaceP) 2019年8月19日
以下のムービーが、「Kerbal Space Program 2」の予告映像です。
Kerbal Space Program 2 Cinematic Announce Trailer - YouTube
ゲーム「Kerbal Space Program」の最初の舞台となるのは、地球によく似た惑星Kerbinです。月に相当する衛星も存在します。
衛星の軌道上に到着したロケットが、探査船を切り離し……。
着陸。
宇宙飛行士が降りてきますが……
つるっと足を滑らせて落下してしまいました。
この緑色の宇宙人が、惑星Kerbinの住人であるKerbalです。
後ろでは探査船が倒壊する大惨事が起きていますが、先に衛星の地表に降りた女性宇宙飛行士は気にもしていません。なぜなら……
光を浴びて美しく輝く母星に夢中になっているからです。
そうこうしている間にも、母星ではまたたく間にロケットが建造されています。
発射。
さまざまなトラブルに見舞われつつも……
火星のような赤茶けた大地を持つ惑星に進出。
毒々しい緑色をしたガス惑星の軌道上では……
まばゆい光を放つ巨大な装置が起動されています。
土星のような輪を持つ惑星の衛星に接近し、逆噴射する宇宙船。
宇宙船は氷に覆われた星に突入し……
地表のコロニーに到着。
離着陸場に降り立った3人の宇宙飛行士の後ろでは、不穏な火花が散っています。
倒れた宇宙船が電波塔を破壊し、連鎖的に崩壊していくコロニー。日進月歩で技術を進歩させ、母星から遠く離れた惑星に進出しても、Kerbalたちのおっちょこちょいな性質は変わらないようです。
2015年4月に発売された前作Kerbal Space Programは、メキシコに拠点を置くゲームデベロッパーSquadが開発したPC向けゲームです。ゲーム配信プラットフォームSteamの販売ページでは、プレーヤーから寄せられた4万6000件以上のレビューのうち90%以上を好評価が占めるなど、大きな支持を集めました。
Kerbal Space Program 2は、「試行錯誤しながら宇宙船を建造して宇宙を探査し、テクノロジーを発展させてさらなる宇宙開発を目指す」という前作の枠組みを踏襲しつつ、初心者から上級者まであらゆるプレーヤーが楽しめるよう1から作り直されています。
代表的な新要素がコロニーです。コロニーを建造するには専用のテクノロジーや資源を入手し、建造物・居住区・宇宙ステーションなどを設置する必要がありますが、完成すればさらなる深宇宙を開拓する新たな拠点になります。
さらに、マルチプレイ要素の実装も予定されているほか、前作同様にMODによる改造も公式にサポートしていくとしています。
また、前作にはなかったテクノロジーも多数実装される見通しで、公式フォーラムでの発表によると、惑星系を飛び出しさらなる外宇宙を探索することも可能になるとのことです。
Kerbal Space Program 2は2020年中にリリース予定で、価格は59.99ドル(約6300円)です。最初にPC版が発売されてから、PlayStation 4版とXbox One版も順次リリースされます。
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