Amazonが誤って140万円のカメラレンズを1万円で販売、キャンセルなしで実際に配送が行われる
Amazonのプライム会員大感謝祭「Amazon Prime Day」(プライムデー)で1万3000ドル(約140万円)以上のカメラアイテムを誤って100ドル(約1万円)として表示してしまうというハプニングが発生し、これに気づいた人たちが一斉に製品に飛びつきました。Amazonはこのミスに対してキャンセルで対応すると思いきや、「実際に製品が届き始めた」という驚きの報告が上がっています。
Amazon Accidentally Sold $13,000+ Camera Gear for $100 on Prime Day
https://petapixel.com/2019/07/17/amazon-accidentally-sold-13000-camera-gear-for-100-on-prime-day/
Amazonのプライム会員向けセール「プライムデー」は2019年7月15日から開始され、2日間にわたるセールでの売上は58億ドル(約6300億円)にものぼったといわれています。本から家電までさまざまなアイテムがセール対象品となったのですが、実はこの中で、本来なら何十万、何百万という価格のカメラアイテムが1万円前後で「誤って」表示されるというハプニングがありました。
Amazonでカメラが激安価格になっているという事実は、ソニーのミラーレス一眼「α6000」と16-50mmレンズのセットが94.50ドル(約1万180円)で売られていることに気づいたユーザーが、Slickdeals.netというウェブサイト上で情報を共有したことによって広まっていきました。この時、カメラが1万円前後になっていることをAmazon上で確認できたユーザーもいれば、カメラの価格が通常通り550ドル(約5万9000円)と表示されているユーザーもいたそうです。激安価格になっているカメラはAmazonマーケットプレイスでサードパーティーにより販売されているものではなく、Amazon公式のショップが販売するものだったとのこと。
Slickdeals.netには「マジで全部94.48ドルだった。私は合計1万ドル(約108万円)のアイテムを900ドル(約9万7000円)ほどで購入した」とコメントする人や「1万3000ドルのレンズを94ドルで買った」と語っている人も。
明らかに誤りで表示された価格だったため、多くのユーザーは購入ボタンを押しつつも「きっと後からキャンセルされるだろう」と考えていたようです。しかし、実際に購入したものは配送されていることが報告されています。なお、Amazonは過去にも間違って500ドル(約5万3000円)として表示された2200ドル(約23万7000円)のレンズを、実際に発送しています。
テクノロジー系メディアのPetaPixelがコンタクトをとったあるユーザーが撮影した、実際に届いたアイテムの写真がこれ。「クリスマスがもうやってきた!」というコメント付きです。
フォトグラファーの一人は「私がハイエンドのカメラを買おうとした時に、Amazonが『誰かがハッキングした』ということに気づいたため、私はアカウントから締め出しを食らってしまいました。他の人は私よりもいい買い物をしていると思いますよ」と語っています。
入荷待ちの製品に関しては今後キャンセル・返金される可能性がありますが、少なくとも購入が完了してしまったものについては実際に配送が行われており、多くのSlickdealsユーザーが製品を受け取り、歓喜の報告をしています。
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