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AIが自分だけのマジック:ザ・ギャザリングのカードを自動で生成してくれる「Magic AI」


世界で最初のトレーディングカードゲーム(TCG)である「マジック:ザ・ギャザリング」は全世界のプレイ人口が2000万人を超える人気ゲームです。元Apple社員でデータサイエンティストのマックス・ウールフ氏が公開している「Magic AI」は、そんなマジック:ザ・ギャザリングのカードを、非営利AI企業のOpenAIが開発した自然な文章を生成する言語モデル「GPT-2」を応用して自動生成してくれるサービスです。もちろんあくまで非公式ですが、名前やマナコストを打ち込むだけで、自分だけのカードを生成することが可能です。

AI-Generated Magic: The Gathering Cards with GPT-2
https://minimaxir.com/apps/gpt2-mtg/


Magic AIにアクセスするとこんな感じ。


左の入力欄に名前・カードのタイプ・カードのコストを入力し、「Generate a Card!」をクリックします。


できた「Gigazine」カードはこんな感じ。エンチャントで、1・緑・白の3マナコスト。エンチャントされたクリーチャーは+2/+2と接死を得るという効果。また、Gigazineは墓場に1・黒/緑を払うことで追加効果がありますが、ソーサリーカードをとなえた場合だけ発動できるというもの。テキストの英語は追加効果の部分がやや怪しいものの、機械翻訳で見るようなめちゃくちゃな文体というわけではありません。


生成されたカードはJPG形式で保存が可能で、好きなイラストを枠内にはめ込めば、以下のツイートのように自分だけのオリジナルカードを作ることもできます。


GPT-2はOpenAIが2019年2月に発表した自動文章作成ツールの言語モデルで、その精度の高さに「悪用されるとフェイクニュースやスパムに利用されるかもしれない」という懸念から、技術的な詳細をまとめた論文の公表が延期されたことがあります。

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Magic AIは、GitHubに公開されているGPT-2の縮小版「gpt-2-simple」を使ってGPT-2からテキストを生成し、GoogleのCloud Runを介してテキスト生成APIを構築しているとのこと。ウールフ氏によると、Cloud Runの問題によってAPIにエラーが生じ、カードが生成できなくなることもあるとのこと。実際、記事作成時点は生成可能だったものの、エラーが表示されて生成できなかったこともありました。


なお、Magic AIはオープンソースで開発されていて、ソースコードがGitHubで公開されています。

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in レビュー,   ゲーム, Posted by log1i_yk

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