取材

アニメ制作会社「サテライト」訪問、デジタル部門で河森正治総監督自ら作品をチェックしているところを見せてもらった


マクロス」シリーズや「アクエリオン」シリーズで知られ、2019年6月14日(金)公開の「劇場版 誰ガ為のアルケミスト」の制作を行うアニメ制作会社・サテライトでその制作風景を見せてもらえる機会があったので、いったいあのド迫力の戦闘シーンはどんなところで生み出されているのか、つぶさに見てきました。

株式会社サテライト
https://www.satelight.co.jp/

『劇場版 誰ガ為のアルケミスト』6.14(FRI) ROADSHOW
https://tagatame-movie.jp/

◆デジタル部
まずはデジタル部のオフィスへ移動。その入口の向かいにほぼ等身大ソーラーアクエリオンが待ち構えていました。


ソーラーアクエリオンに背後を守られつつオフィスへ。まずはDVDや雑誌、フィギュアの置かれた棚が目に入ります。


この右手側が河森正治さんのオフィス。ちょうど河森正治EXPOの準備時期とも重なっていたため、見られるのはこの扉までとのことでした。


扉には「マクロスΔ」キャラクター原案・実田千聖さんによる色紙などが飾られていました。


L字形に配置された本棚には作品資料やムックがギッシリ。海外旅行ガイドブック「地球の歩き方」が多く揃っていたのが印象的でした。


自社作品の書籍のほか、大阪万博関連の書籍なども。


デジタル部ではちょうど河森正治総監督・高橋正典監督を交えてのチェック作業が進められていました。


ディスプレイ左側が高橋監督、右側が河森総監督。


作業を行ったCGアニメーターから説明を聞きつつ、コメントしていく高橋監督と河森総監督。


河森総監督・高橋監督のコメントに耳を傾けるCGアニメーターの方々。


動きの参考にするためか、バルキリーがバトロイド形態・ガウォーク形態・ファイター形態の3態で置かれていました。


過去作品の場面写真がギッシリとファイリングされた棚。


こちらは「キスダム」「ジーニアス・パーティ」「マクロスF」「モーレツ宇宙海賊パイレーツ」などの素材がまとめられていました。


また別の棚にも参考資料が。


作業環境の一例はこんな感じ。


所在をわかりやすく示すホワイトボードと、同じくわかりやすく分けられたゴミ箱。燃えるゴミ・燃えないゴミ・ペットボトル・ビン・カンのゴミ箱と新聞・雑誌のストッカーが並んでいます。


ホワイトボードで異彩を放っていたキャラクター。


この棚にも複数のバルキリーが並んでいました。


箱もちゃんと残されていて、中身が出されているものには「空箱」のふせんが貼られていました。


机の上を彩っていた、エヴァンゲリオンレーシングのフィギュア3体。


エアコンは、風向が細かく配慮された形となっていました。


デジタル部と隣接する制作部。制作部でも壁面に航空機の写真があるあたりが「サテライト」らしいかも。


◆編集室
続いては別フロアの編集室へ。


ミーティングスペースの壁面に貼られていたのは「重神機パンドーラ」「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」「カリギュラ」のポスター。


ノーマルのオフィスグリコに加えて、「オフィスグリコの冷たいドリンク」と「オフィスグリコの冷たいアイス」も導入されていました。


コーヒーマシンも完備。


そして、その隣には「ノブナガ・ザ・フール」の「ザ・フール 神器装着型」。等身大よりやや大きく、高さは2m超。


ミーティングスペースの奥に編集室があります。


編集作業時は手前の椅子に河森総監督が座り、細かくチェックを行っているとのことでした。


◆エントランス
建物2階には会議室などが置かれています。


そのエントランス部分にはアクエリオンEVOLが。


入口を守護してくれているようです。


向かい側には遊技機が展示されていました。


自動販売機の上には……


バスカッシュ!」のダンガン号がボールを構えて立っていました。


第5期「戦姫絶唱シンフォギアXVエクシヴ」が2019年7月から始まる「戦姫絶唱シンフォギア」タペストリー


ショーケースにはフィギュア類が展示されていました。


マックスファクトリーによるシェリル・ノームのフィギュアは「劇場版 マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~」のポスターイラストをそのまま立体化したもの。


引き続き、作品の実制作を行っている作画班のいるスタジオを見せてもらいました。

・つづき
アニメ制作会社「サテライト」訪問、作品を「紙」で支える現場はこんな感じ - GIGAZINE

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in 取材,   映画,   アニメ, Posted by logc_nt

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