実験中の事故で沼から異形の怪物としてよみがえるヒーローを描いたドラマ「SWAMP THING」最新予告編が公開中

アメリカン・コミックレーベルの「DCコミックス」でも人気の高い「スワンプシング」の実写ドラマ版予告編が公開されています。沼に魅入られた科学者が全身を植物に覆われたクリーチャーに生まれ変わるというホラーめいた内容で、ダークな雰囲気が充満したムービーとなっています。

Swamp Thing | Full Trailer | DC Universe | The Ultimate Membership - YouTube


教室で授業を受けていた少女が突然激しくせきこみ、鼻から血が出てきました。

少女は手を挙げて退室しようとしますが、立ち上がった瞬間に視界が大きくぼやけて……

その場にバタリと倒れ込んでしまいます。

およそ6500km²にわたって沼や湿地が広がるルイジアナ州ホーマでは、謎のウイルスがまん延していました。アビー・アルケイン医師(演：クリスタル・リード)はウイルスと伝染病について実地調査を行うためにホーマへやってきました。

伝染病に感染した人は、無菌テントに隔離されています。

教室で倒れてしまった少女も、ここに収容されてしまいました。

少女の体内から出てきたのは、緑色の泥や枝の塊。

沼のほとりにある一軒家に、アルケイン医師が保安官と共にやってきました。

植物の根や泥がこびりついた家の中で……

植物と一体になった人間の死体を発見。

この家はもともと、科学者だったアレック・ホーランド(演：アンディ・ビーン)の研究施設でした。

船には、謎の液体が詰まった注射器や装置が積まれています。沼に魅入られたホーランドは、沼の中で食糧不足問題を解決するための実験を行います。

しかし、ホーランドはある時原因不明の事故に遭い、それきり行方がわからなくなってしまいます。

隔離施設に収容されていた少女の容体が急変。看護師や医師が暴れる少女を必死に押さえ込みますが……

看護師が、突然口から緑色の液体を吐いて倒れてしまいました。

盲目の占い師マダム・ザナドゥ(演：ジェリル・プレスコット)は、一体どんな未来を見通しているのでしょうか？

アルケイン医師が手を伸ばし、枕元のスマートフォンを取ろうとすると……

今まさに沼から上がってきたような、泥にまみれた少女がしっかりと手をつかんでいました。

バスタブの中で血を流しながら男がうめき苦しんでいますが……

老人がその男にとどめをさそうとします。

沼では植物の根が暴れ回り、捜索していた人の体を貫き……

隔離施設では窓をぶち破って大暴れ。アルケイン医師が少女を抱えて必死に逃げ回ります。

沼の中にそびえたつ、巨大な人影。

沼で捜索する人が懐中電灯で照らすと……

闇の中に不気味な緑色の顔が浮かび上がりました。

DCコミックスは、スーパーヒーローたちが集う「DCエクステンデッド・ユニバース」や、実写ドラマを中心とした「アローバース」といった作品群を展開していますが、「SWAMP THING」が何らかの作品群に組み込まれることになるのかは明らかになっていません。

「SWAMPTHING」は、DCコミックスがアメリカで2018年から展開している配信サービス「DC Universe」で、2019年5月31日(金)から配信されます。ただし、日本での公開は未定です。

なお、映画の原作になったスワンプシングのAmazonでの評価は以下の通りです。

スワンプシング (ShoPro Books) | アラン・ムーア（作）、スティーブン・ビセット、ジョン・タトルベン（画）, 石川裕人 |本 | 通販 | Amazon

いくらアラン・ムーア人気が高いとはいえ、
まさか今、スワンプシングの日本語翻訳版が読めるとは思いませんでした。
ありがたい事です。

もちろん、絵などは今見ると古い感じもしますが、
心理描写の多い内容と相まって独特の雰囲気を醸し出しています。

JLAメンバーも少し登場しますが、出しゃばりすぎず、
あくまでスワンプシングの物語として、まとまっているのが素晴らしいです。

先のレビューの方のご意見で、DCの世界観や過去のシリーズ設定を
知っていた方がより楽しめるというのは、同感ですが（他のアメコミでも言えますが）
個人的に本作はスワンプシングの”哲学”とも言える部分触れられる、
貴重な一冊であると思いました