バットマンの宿敵ジョーカーがいかにして誕生したのかを描く映画「Joker」予告編公開
バットマンの宿敵・ジョーカーにスポットを当てた映画「Joker」の初となる予告編映像が公開されています。監督を務めるトッド・フィリップスが先行して映画のビジュアルをInstagram上に投稿しており、これと共に「予告編は明日公開」とコメントが付け加えられていたのですが、その予告編ムービーがついに公開されたという形になります。
JOKER - Teaser Trailer - In Theaters October 4 - YouTube
監督・脚本は「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」で第67回ゴールデングローブ賞作品賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞したトッド・フィリップス。共同脚本はエミネムの半自伝的な映画「8 Mile」で脚本を務めたスコット・シルバー。プロデューサーには俳優のブラッドリー・クーパーが名を連ねています。
「アーサー、誰かに話しかけることは助けになりすか?」という女性のセリフからムービーはスタート。
映し出されたこの男性が、アーサー・フレックこと「ジョーカー」。演じるのは「グラディエーター」でコモドゥス皇帝、「ビューティフル・デイ」で主人公のジョーを演じたホアキン・フェニックスです。
ニコリと笑いかけるだけで、言葉は発しません。
場面は変わって街中を歩くアーサー。
長く続く階段をのぼりながら「私の母親はいつも私に、笑って幸せそうな顔(put on a happy face)をしなさいと言いました」と語ります。
シャワーがないのかカップに入った水でお風呂を済ます女性。どうやらこれがアーサーの母親のようです。
貧しいながらも2人は幸せに暮らしている様子がうかがえます。
夜、ひとり机に向かうアーサー。
「JOKES(ジョーク)」と書かれたノートには、人を笑わせるためのジョークが書き連ねられており、「母は私が『世界に笑いと楽しみを届ける』使命を負っていると言いました」とつぶやきます。
そしてピエロの格好をして、街中に繰り出すアーサー。母親の言葉を信じ、大道芸人として生計を立てている模様。
しかし、道行く若者にカンバンを奪われてしまいます。
必死に追いかけますが……
カンバンで返り討ちにされてしまうアーサー。
「私だけだろうか、それとも世の中が狂っているのか?」
アーサーは背骨が浮き出るくらい痩せこけてしまっている模様。
仕事がうまくいかなくても、母親とは楽しいひとときを過ごします。
そして別のシーンでは……
若い女性と良い感じの雰囲気に。
場面は変わり、病院へやってきたアーサー。
エレベーターの中には気が触れた様子の患者。精神病院か何かでしょうか。
いぶかしげに見返してくる男性に……
「何か?」と返すアーサー。頼りなさげだったアーサーの表情が少しずつ変化しています。
さらに別のシーンではバーで歌う歌手に向けて……
狂気じみた笑いをプレゼント。
大道芸のためにピエロのメイクをしながら……
黒い涙を流します。それでも母親の言いつけを守り「幸せそうな顔(put on a happy face)」をするアーサー。
いろんなものが限界に達したのか、地下鉄の中で突如笑い出します。
同じ車両に乗り合わせたサラリーマンたちが……
「何笑ってんだ?」と絡んできて……
殴られます。
ここでアーサーの中で何かが切れてしまった模様。
ピエロの格好のまま走り出し……
徐々に姿を変えていきます。
階段から転げ落ちるアーサー。
テレビから「どんな臆病者が冷血な行いをするというのでしょう?その背後にはマスクの男が隠れています」という声が流れ、手には拳銃が握りしめられています。
場面は変わり地下鉄内で拳銃を持って誰かを追いかける警察官の姿。
町中にはアーサーのようにピエロの格好をした人々が複数人登場するようになっています。
そしてゴミ箱に捨てられるピエロの仮面。
「PUT ON」
ピエロの赤い鼻をつけたアーサー。
その視線の先には……
小さな少年がいました。これは幼き日のブルース・ウェインで、演じるのはダンテ・ペレイラ=オルソン。
「A HAPPY」
「FACE」
完全にジョーカーへと変貌してしまった様子のアーサー。
TV番組のゲストとしても登場。ジョーカーとなり犯罪者となったはずなのに、世間からの注目は集まるばかり。
熱狂的なファンも多数。
ジョーカーが自動車にひかれるシーンも。いったい何が起こっているのか。
えんじのスーツを身にまとい完全にジョーカーとなったアーサー。
予告編の冒頭では階段をトボトボ上っていくアーサーが映し出されていましたが、最後はジョーカーが軽快に階段を下りてきます。
「JOKER」
映画「Joker」はアメリカで2019年10月4日に公開予定ですが、日本での公開日は未定です。
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