エッフェル塔の周囲から自動車を排除して歩行者専用の広大な庭園を造る計画が発表される
by Cflgroup Media
フランス・パリの象徴ともいえるエッフェル塔は、多くの市民や観光客が集まる名所となっています。そんなエッフェル塔の周囲を大規模に改修して車が密集する車道を排除し、歩行者専用の巨大な緑地広場を造る計画が発表されました。
En 2024, un grand jardin reliera le Trocadéro à la tour Eiffel - Le Parisien
http://www.leparisien.fr/paris-75/en-2024-un-grand-jardin-reliera-le-trocadero-a-la-tour-eiffel-21-05-2019-8076675.php
New Eiffel Tower Park Plan: More Trees, Fewer Cars - CityLab
https://www.citylab.com/design/2019/05/eiffel-tower-garden-paris-metro-design-history-car-free/589993/
19世紀末に建設されたエッフェル塔はパリ有数の観光スポットとなっていますが、そのすぐそばを大きな道路が通っており、周辺は非常に交通量が多くなっています。歩行者は少ないスペースを通ってエッフェル塔へと向かう必要があり、人の流れがボトルネックになることも少なくないそうです。
by Thorsten technoman
2019年5月21日、パリ市庁舎はエッフェル塔およびその周辺に広がるシャン・ド・マルス公園を再開発し、緑あふれる広場に生まれ変わらせることを発表しました。再開発に必要な資金はエッフェル塔のチケット料金によって賄われ、2024年の完成を目標としています。
エッフェル塔からセーヌ川を挟んだ反対側にあるトロカデロ広場は、全ての車道が取り払われてエッフェル塔を眺められる芝生の円形広場になるとのこと。
また、再開発によって広場内の噴水が増加して、より涼しい環境になる予定だそうです。
トロカデロ広場からエッフェル塔へ向かう道中のイエナ橋も、歩行者専用の庭園に生れ変わるとのこと。車道の代わりに並木道と芝生の広場が造られ、両端の石畳の通路は緊急車両のアクセスを可能にします。
エッフェル塔のチケットを購入する売り場やキオスクは、エッフェル塔の地下に埋められる形になる模様。観光客が手荷物を預けることも可能になるそうですが、周囲は芝生で覆われて景観が損なわれないように配慮されるとのこと。
計画ではエッフェル塔およびシャン・ド・マルス公園は車道をバイパスすることで歩行者専用の広場となる予定で、工事が完了すればこれまで以上に多くの観光客や市民の目を楽しませ、くつろぐことができるようになるとみられています。
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