「精巣がん」を早期発見するために自分の睾丸を触ることが重要
by VINICIUS COSTA
精巣がんは男性の生殖器である精巣(睾丸)に発生するがんであり、15歳~34歳の男性において最も一般的ながんです。「Nad & Tad」はそんな精巣がんを早期発見するために生み出された「左右の睾丸」を模したキャラクターであり、特設サイトやYouTubeチャンネルで男性が「自分の睾丸を触って異変がないか確かめる」ことを推奨しています。
Nad & Tad
https://www.nadandtad.com/
精巣がんは恐ろしい病気ですが、早期発見することができれば深刻化する前に治療を行うことができます。しかし、睾丸が入っている陰嚢は男性であっても普段目にすることがない場所であり、異変に気づきにくいという問題があります。そこで、Nad & Tadは男性が自分の睾丸を触ってチェックする習慣を持ち、定期的に異変がないか確かめるべきだとしています。
睾丸を触ることで、精巣がんの兆候として知られる「睾丸の硬さや面積の変化」「睾丸の腫れや触った感触の変化(左右の睾丸で大きさが違ったり、片方が垂れ下がっているのはよくあることであり、問題ありません)」「下腹部または陰嚢、睾丸の痛み」「陰嚢に液体がたまる」といった変化を早期発見できるとのこと。
Nad & Tadは公式YouTubeチャンネルも開設しています。
Nad & Tad - YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCFCs7E3JPkC9Ptp48xjY6NA/videos
睾丸のチェック方法を解説する以下のムービーでは、陽気な歌に合わせて睾丸を触ってチェックする方法をレクチャーしています。
How to Do a Self Exam
睾丸をチェックするタイミングは……
温かいシャワーを浴びた後がいいそうです。
睾丸が温まってリラックスしていると、睾丸を触ってチェックしやすいとのこと。
精巣がんの早期発見を目的としているため、およそ1月に1回くらいの頻度でチェックするのがオススメ。
もちろん片方の睾丸だけでなく、もう一方の睾丸もチェックすることが必要です。硬さや感触、サイズの変化などを調べ……
指で軽く回してみると異変に気づきやすいとのこと。
何か異変があれば、すぐに医者にかかるべきだとムービーでは推奨しています。もちろん全ての異変が精巣がんの兆候であるというわけではなく、全く別の病気の兆候であったり、不審な変化ではなかったりすることもあります。
また、Nad & Tadの公式サイトでは、睾丸は普段目にすることが少ないため、変化を目で確かめるために定期的に睾丸の写真を撮ることも異変の早期発見に役立つと紹介されていました。
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