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無料でプレイ可能なNintendo Switch向けメカアクション「DAEMON X MACHINA(デモンエクスマキナ)」の体験版をプレイしてみた


「アーマード・コア2」「アーマード・コア3」「アーマード・コア3 サイレントライン」でプロデューサーを務めた佃健一郎氏がプロデューサーを務める、Nintendo Switch向けの完全新作メカアクションが「DAEMON X MACHINA(デモンエクスマキナ)」です。2019年2月14日に配信されたNintendo Directの中で、体験版となる「プロトタイプオーダーズ」の配信が発表されたので、さっそくダウンロードしてプレイしてみました。

DAEMON X MACHINA(デモンエクスマキナ)│公式Webサイト
https://dxm.marv.jp/

DAEMON X MACHINAをプレイするとどんな感じのバトルが楽しめるのかは、以下のムービーを見ればわかります。

「DAEMON X MACHINA(デモンエクスマキナ)」で高速メカ戦闘を楽しむとこんな感じ - YouTube


体験版の「プロトタイプオーダーズ」は2019年2月14日(木)から3月11日(月)までの期間限定配信で、以下からダウンロード可能です。

限定体験版 プロトタイプオーダーズ | デモンエクスマキナ
https://dxm.marv.jp/trial/index.html


デモンエクスマキナの舞台は、月の落下(ムーンフォール)により人類存亡の危機を迎えた世界。ムーンフォールにより地上にもたらされた謎の量子物質「フェムト」を巡り戦争が起きたのですが、破滅の危機を防ぐために「オーヴィタル」という組織が作られることとなります。主人公は傭兵としてオーヴィタルに所属し、人類を敵と認識するAI・イモータルとの戦いに赴く……というのがデモンエクスマキナのザックリとした概要になります。


最初に行うのはプレイヤーキャラクターの作成。性別/肌の色/髪/顔全体/眉/ヒゲ/目/傷・タトゥー/化粧/スーツを編集可能です。


肌の色だけでもこれだけたくさん用意されており、かなり自由なキャラメイキングができます。


いろいろ試行錯誤した末に……


こんな感じのキャラクターに決めました。キャラクターの目をオッドアイにすることも可能です。


ただし、体験版ではキャラクターの体形までは編集できませんでした。


キャラメイクが終わるとストーリーがスタート。ラボのような場所で目覚めたプレイヤーは……


導かれるままに、傭兵のオペレーター兼オーヴィタルとの調整役である「フォー」に出会います。


プレイヤーは傭兵として外部装甲「アーセナル」に乗り、人類を排除しようとするイモータルとの戦いに駆り出されます。


ただし、体験版ではまだ傭兵登録が済んでいない状態ということで、まずはアーセナルを使うにふさわしい人材かを判断するための「適性検査」が行われることとなります。


体験版では以下のようなハンガーがプレイヤーのベース基地となります。


ベース内がだいたいどんな感じかは以下のムービーを見ればわかります。

「DAEMON X MACHINA(デモンエクスマキナ)」ベース内を走り回るとこんな感じ - YouTube


アーセナルに乗って適性検査を受けるには、ベース中央にある端末にアクセスする必要があります。


するとこんな感じで「ORDERS」「HANGER」「SYSTEM」という3つの選択肢が現れます。「ORDERS」でミッションを選択して出撃、「HANGER」では自分のアーセナルをカスタマイズしたり入手した武器を装備したりが可能。「SYSTEM」ではボタン配置を変更したりゲームプレイデータをセーブしたりすることができます。


「HANGER」では、アーセナルの装備を変更する「装備」と、アーセナルのカラーリングを変更する「ペイント」を利用できます。


ペイントではアーセナルの全身のカラーリングを一気に変更したり……


一部のパーツのみ色を変更したりと、自由にカスタマイズすることが可能。


「装備」ではアーセナル本体をカスタムする「アーマー」と、アーセナルの装備を変更する「ウェポン」が利用できます。


例えばアーマー画面だとこんな感じで、機体の主要スペックなどが記されています。換装可能なパーツはヘッド/ボディ/プロセッサー/ライトアーム/レフトアーム/レッグの6種類。


初期状態ではプロセッサーのみ複数パーツ所持しています。赤枠部分の説明にパーツの特性が書かれているので、それらを参考にパーツを換装すればOK。


ただし、赤枠部分の「総消費メモリ」が規定値をオーバーしてしまうと性能が落ちてしまうので注意が必要です。


というわけで、アーセナルのカスタムが終わったらコンソールから「ORDERS」を選択してさっそくミッションに出撃します。


初めはオーヴィタルへの傭兵登録のための適性検査ということで、オーダーはひとつしか選択できません。


また、初回出撃時にはロボットものでよく見られる出撃時の演出が楽しめます。体験版では出撃時の演出が楽しめるのは初回出撃時のみだったので、気になる人は見逃さないようにしてください。


というわけで、アーセナルでの戦闘時はこんな感じの画面になります。画面最上部にある白色の「VP」と書かれたメーターが、アーセナルの耐久値を示しています。また、画面右上にはレーダーが表示されており、これをチェックすればどれが敵機でどれが味方機なのか判別可能となります。


レーダーの見方は以下の通り


Bボタンを連打もしくは長押しするとアーセナルの高度が上昇していきます。


左スティックを押し込むとアーセナルが降下。


地面に落下してもダメージはありません。


Bボタンを1度押すとジャンプ。背面スラスターの色が赤ければジャンプしており……


青ければ上昇している、つまりはBボタンを離しても落下しない、ということを示しています。


Yボタンを押すとアーセナルが急加速して敵の攻撃を避けることができます。ただし、画面上部の赤枠部分にある「STAMINA(スタミナ)」ゲージが減り、ゼロになるとブーストはできなくなります。なお、スタミナゲージはすぐに回復するのでジャンジャン使ってOK。


攻撃時は右スティックで照準を合わせ、「ZR」ボタンでライトアームに装備した武器を使用、「ZL」ボタンでレフトアームに装備した武器を使用できます。初期状態ではライトアームにライフル、レフトアームに盾を装備しています。


また、敵をロックオンすると以下のようなカーソルが表示されます。


さらに、アーム部分ではなく肩部分に装備されているショオルダーウェポンを「L」ボタンで使用可能。初期状態ではミサイルが装備されており、ロックオンすればミサイルは自動で敵を追尾してくれます。


実際にアーセナルを動かすとどんな感じになるのかは以下のムービーを見ればわかります。

「DAEMON X MACHINA(デモンエクスマキナ)」の体験版でアーセナルを動かしてみた - YouTube


フィールド上では敵が以下のように武器を落とすことがあります。


これに近づくと……


武器を回収することができます。武器の装備に空きがある場合はアーセナルがそのまま装備し、既に装備しているものの場合は以下の赤枠部分のように弾薬などが補填されるようになっています。なお、初回の適性検査として出されるオーダーの中では武器を回収することができず、弾薬として回収されることになります。


ミッションをクリアすると収支が報告され……


同時にどんな武器を使用したかや、武器の命中率など細かい戦闘データを確認できるようになっています。自分の戦闘データを細かく評価されているかのようで、本当に傭兵になった気分が味わえます。


初回の適性検査をクリアすると、「LAB」を利用できるようになります。


「LAB」ではキャラクターの外見を再編集できるほか、「人体改造」によりキャラクターの身体能力を強化することもできます。


改造可能箇所は「頭部」「上半身」「下半身」の三箇所。


試しに改造してみると……


「人体改造を行ったため身体の一部に影響がありました。」という不吉な通知が現れます。


何事かと思ったら、人体改造により機械の目を手に入れたため、プレイヤーキャラクターの見た目が変化していました。


また、戦闘で入手した武器や部品はいつでもハンガーで装備することができます。例えば以下のように2種類の武器をゲットした場合、あまった武器はライトもしくはレフトのパイロンに装備しておけば、戦闘時にいつでも武器を換装できます。初期状態ではライフルしか持っていませんが、近接武器などを入手したらパイロンに装備しておけば、シチュエーションによって武器を切り替えながら賢く戦うことができるようになるわけです。


なお、他にも撃破したアーセナルからパーツを獲得したり……


自分のアーセナルのアーマーが破壊されている場合には換装したりも可能。戦場に残っている武器やアーマーを駆使し、少しでも多くのイモータルを駆逐しまくればOKというわけです。


また、フィールド上に存在する車や標識はつかんで攻撃に使用することも可能。


実際に使うとこんな感じです。


他にも、フィールド上に存在する回復タンクを攻撃すると……


以下のような水色のフィールドが発生し、アーセナルのVPを回復してくれます。


さらに、もしもアーセナルが破壊されても、プレイヤーキャラクターのみで戦いを継続することも可能です。


デモンエクスマキナの体験版では全部で4つのオーダーをプレイ可能。中でも最後のオーダーでは大型イモータルとの戦闘が可能となっており、雑魚イモータルとのバトルでは味わえないハードな緊張感を楽しめるようになっています。以下のムービーには大型イモータルとのバトルがまるごと収録されており、大型とのバトルにはそれなりの時間がかかること、さらにはアーセナルが撃破されてしまっても諦めなければ勝機をつかめることがよくわかります。また、ムービーの5分30秒辺りで、操縦するアーセナルが大型イモータルの繰り出すバリア攻撃とフィールドの境界線に挟まれて身動きが取れなくなるシーンがあるように、戦闘時には敵の動きだけでなくフィールドのどこで戦っているのかまでしっかり把握していなければいけないこともよくわかるはずです。

「DAEMON X MACHINA(デモンエクスマキナ)」の体験版で大型イモータルとバトル - YouTube


実際にプレイしてみるとアーセナルの操作は想像よりも簡単で、30分ほどプレイすれば武器の変更も含めてかなり思い通りに動かせるようになる印象。最初はアーセナルの動きがもっさりしているように感じたものの、スタミナの消費を考慮しながらブーストを使うことに慣れてくると、自由かつ爽快に空を飛び回ることが可能になります。体験版ではメイン武器のライフルがエフェクトも威力もかなり質素なため、ついついブレードなどのド派手な武器を使いたくなってしまうのですが、エイムがブレてもロックオン機能により適度に攻撃が当たるため、敵は手軽に撃破可能でかなり爽快に感じました。通常の敵は簡単に撃破できるのに対して、大型イモータルとのバトルはかなり時間がかかっているようになかなかハード。また、大型イモータルのVPがどの程度残っているのかを視覚的に確認できないため、「本当にコイツはダメージを食らっているのか……?!」と何度も心が折れそうになりましたが、捨て身の攻撃により無事撃破することに成功し、その瞬間はザコ敵を散らすだけでは得られない達成感が得られました。

なお、「DAEMON X MACHINA(デモンエクスマキナ)」は2019年夏発売予定。体験版のプロトタイプオーダーズは2019年2月14日(木)から3月11日(月)までの期間限定配信なので、気になる人は早めにダウンロードしてプレイしておくことをオススメします。

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in レビュー,   動画,   ゲーム, Posted by logu_ii

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