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YouTubeの違反報告プログラムを悪用してYouTuberを恐喝する事件が発生

by Fancycrave.com

YouTubeでは悪質なコンテンツを取り締まるため、コミュニティガイドラインに違反したムービーを見つけたユーザーがYouTubeに違反報告を行うことができます。そんなYouTubeの違反報告プログラムを悪用して、「お金を払わなければお前のYouTubeチャンネルを停止させてやる」とYouTuberを恐喝する事件が発生しました。

YouTube Strikes Now Being Used as Scammers' Extortion Tool - TorrentFreak
https://torrentfreak.com/youtube-strikes-now-being-used-as-scammers-extortion-tool/

YouTubeでは数多くのYouTuberが趣味と実益を兼ねてさまざまなムービーを投稿しており、視聴者を引きつけるためにさまざまな工夫を凝らしています。視聴者を引きつけようとするあまり、YouTuberの中には過激な内容や著作権に違反したコンテンツを含むムービーを投稿する者もいます。


そんな悪質なコンテンツを取り締まるため、YouTubeではムービーに関するコミュニティガイドラインを設定しています。コミュニティガイドラインは時折更新され、これまでは問題なかったコンテンツが新たにガイドライン違反となるケースもあるとのこと。

YouTubeが危険な「目隠しチャレンジ」などを取り締まるためにコミュニティガイドラインを強化 - GIGAZINE


また、視聴者は性的なコンテンツや暴力的なコンテンツなどを見つけた場合、YouTubeに「このムービーはガイドラインに違反している」と報告することが可能。それを受けたYouTubeスタッフは、ガイドラインに違反したコンテンツを投稿したチャンネルの所有者に警告を送るシステムになっています。

コミュニティガイドライン違反の警告を受けた場合、ムービー投稿者にはさまざまな制限措置が執られます。1回目の違反報告ではライブ配信の制限が行われ、前回の違反報告から3カ月以内に2回目の違反報告があった場合、2週間は新しいコンテンツが投稿できなくなってしまうとのこと。そして3カ月以内に3回目の違反警告があった場合、そのYouTubeアカウントは停止されることになっており、この制度は「3ストライク制度」ともいわれています。

そんなYouTubeの違反報告プログラムを悪用し、「お金を払わなければ3回目の違反報告を行ってお前のチャンネルを停止に追い込むぞ」と脅しをかけ、金銭を奪おうとする恐喝者が現れました。

主にマインクラフトの実況動画を投稿しているYouTuberのObbyRaidzさんは、最近になって突如2回のガイドライン違反の警告を受けてしまったとのこと。これでObbyRaidzさんは、最初の違反警告から3カ月以内にもう一度違反警告が下されると、YouTubeアカウントが停止されてしまう状況に追い込まれたことになります。

ObbyRaidzさんが自身の受けた恐喝について語っているムービーがこれ。

MY CHANNEL COULD BE TERMINATED. (False striked & extorted)


ゲーム実況系YouTuberとしての活動を精力的に楽しんでいたObbyRaidzさんでしたが……


ある日、突如として2回のガイドライン違反警告を受けてしまいました。このガイドライン違反警告は一般のユーザーによるものではなく、「YouTubeチャンネルを停止寸前に追い込んで、YouTuberから金銭を奪ってやろう」という恐喝者によって計画されたものでした。


その後、ObbyRaidzさんのTwitterにダイレクトメッセージで「お金を払わないとお前のYouTubeチャンネルを停止に追い込んでやる」という恐喝者からの要求が届きました。ObbyRaidzさんがTwitterで公開した恐喝者からのダイレクトメッセージがこれ。

Shit community pic.twitter.com/cZCGDi1qwS

— Logan (@ObbyRaidz)


恐喝者は「こんにちは、Obby。我々がお前のアカウントに違反警告を行った。150ドル(約1万7000円)をPayPalで支払うか、75ドル(約9000円)相当のビットコインを送れ。我々が取引を中止しない確信があるなら、我々が満足するような商品やサービスでもいい」と述べ、金銭を払えば以前の違反報告を取り消すとしました。この行為は明らかに恐喝であり犯罪ですが、ObbyRaidzさんは今回の件についてYouTubeとコンタクトが取れず、恐喝者に対処するための協力が得られそうにないとのこと。

「今後、私のYouTubeチャンネルが停止されてしまうことになれば非常に悲しいです。でもその後で、私はYouTubeとそのスタッフとコンタクトを取って、他のクリエーターにも同様の被害が及ばないよう、恐喝者がYouTuberを脅すことができる今のシステムを修正してもらわなければなりません」とObbyRaidzさんは語っています。

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