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「どうすれば成功できるのか」をYコンビネータの社長であるサム・アルトマンがまとめた13項目とは?

by Nghia Le

多数の起業家を見てきた、スタートアップ投資・支援企業「Yコンビネータ」のサム・アルトマン氏が、成功するためにどういったことが必要なのかを13の項目にまとめてブログで公開しています。

How To Be Successful - Sam Altman
http://blog.samaltman.com/how-to-be-successful


アルトマン氏によれば、多くの人はまず「お金」を求め、やがて、「なにか大事なものを生み出したい」と思うようになるとのこと。その両方を得るのは簡単なことではありませんが、これまで数多くの起業家の成功と失敗を見てきたアルトマン氏がまとめた以下の13項目を満たせれば、目標達成により近づけるはずです。

◆1:自分自身を「複雑」にする
多くのキャリアはかなり直線的に進んでいきますが、富を生み出すのは指数関数的な曲線なので、複合作用のあるキャリアを進んでいくことが重要です。キャリアが進むにつれて、あなたの作業単位がより多くの結果を生み出せるようにするべきです。

◆2:過剰なまでの自信を持て
「自信」は非常に強力なもので、アルトマン氏が知る成功した人々は、多くが妄想なのではないかと思えるほどに自分自身を信じていたとのこと。たとえば、アルトマン氏が数年前、イーロン・マスク氏にSpaceXの工場を見せてもらったとき、火星行きロケットを打ち上げることについて語るマスク氏の表情は絶対的な確信を持つものだったそうです。

ただし、同時に自己認識とのバランスを取る必要もあります。アルトマン氏自身、かつては批判を聞くのが嫌で避けていたのですが、自信と自己欺瞞を分けるためにも、「批判は真実であろう」という前提で、耳が痛いこともちゃんと受け止めているとのこと。

◆3:独自に考えるということを学べ
起業家としては必要なのに学校では教わらないことが「独創的な思考」です。これはアルトマン氏であっても教えることが難しいものだとのことで、独自に習得する必要があります。

思考を養うにあたって最も有力な方法の1つは、解決方法がないように思える状況をどうすれば解決できるか考えることです。成功者の多くが持っている「グリット」(困難でもくじけずにやり抜く力)は、困難に打ち倒されてもまた立ちあがれるということを知ることから生まれてきます。

◆4:セールスはうまくあれ
成功するには「自分自身が信じる」だけではなく、その信じていることを他の人々にも納得させる必要があります。つまり、「セールスが上手」である必要があります。セールスには、感動的なビジョン、強力なコミュニケーション能力、ある程度のカリスマ性、実行能力があるという証拠が必要です。そして、売上を伸ばす最善の方法は、売っているものの価値を真に信じることです。

◆5:危ない橋は渡れ
多くの人はリスクを過大評価し、報酬を過小評価しますが、「常に正しいこと」をするのは不可能であり、「どこで危険を冒すか」が重要です。多くのことを試し、多くのことを学んで素早く適応する必要があります。

by Fabio Comparelli

◆6:集中
多くの人は重要ではないことに時間を割いていますが、アルトマン氏が見てきた成功者は「『何に焦点を当てるべきか』を考えること」に時間を費やしていたそうです。つまり、「何時間も働く」より「やるべきことに取り組む」方が重要だというわけです。

◆7:熱心に働け
たくさん仕事をするということは、人生において他の何かとの大きなトレードオフとなります。「仕事はほどほどに」というのも合理的な選択ですが、極端な人ほど極端な結果を得られるもので、一生懸命に働いた人はそれだけ勢いを得て、成功が成功を生むことになります。

◆8:大胆であれ
人々はエキサイティングなものの一部として働く方が、そうではないものの一部で働くより重要であると感じるものです。もし、取り組む問題が重要なものであれば、それを助けたいと思う人から絶え間なく追い風が吹きます。誰かがエキサイティングだと思ったものは、他の人にとってもエキサイティングだと思えるもののはずなので、自分が本当にやりたいことに取り組むべきです。

◆9:わがままであれ
世界を自分の思うように「曲げる」ことを、多くの人は試しもせずに難しそうだと思いあるがままを受け入れていますが、驚くほどに「曲げられる」ものであるというのがアルトマン氏の主張です。

人々は何かを起こすだけの能力はあるのに、自信がなかったり、諦めが早かったりして、可能性を自ら閉ざしてしまっています。そこで「これがうまくいくまで続けます。どんな課題も乗り越えてみせます」と背中を押し、成功へ導けばよいというわけです。


ただ、わがままであるためには楽観的である必要もありますが、楽観的な見方は訓練で身に着けられるそうです。ちなみに、アルトマン氏はこれまで悲観的で成功した人物には会ったことがないとのこと。

◆10:競合できないような存在に
多くの人は、競合できないような存在の企業は価値がある企業だと考えます。これは重要な真実であり、そして、企業だけではなく起業家についても当てはまります。やろうとしていることが他の人もできるようなことなら、あまり多くの金を生み出すことはできません。

◆11:ネットワークを構築せよ
たとえ、自分が苦手な部分があっても他の人が苦手とするとは限らないように、素晴らしい仕事を成し遂げるにはチームが必要です。才能ある人々との繋がりは、そのまま自分が成し遂げられるものの限界となります。

ネットワーク構築の有効な方法は、できるだけ多くの人を助けること。アルトマン氏は、10年以上前に誰かを助けたことが後になってあちこちで返ってきて驚くことがあるそうです。

◆12:「モノ」を所有することで豊かになる
アルトマン氏が子どものころ、人々は高給だから裕福になると「勘違い」していたそうです。実際には、フォーブスの長者番付を見てみると、芸能人のような職の人を除いて、給料が高いことで番付上位に入っているような人はいません。真に裕福になるためには、価値が向上する「モノ」を所有することです。この「モノ」とはビジネスや不動産、天然資源、知的財産などを指します。

◆13:外的要因より内的要因で動く
多くの人は「他の人を感動させたい」など、外的な要因で動きます。しかし、アルトマン氏が知る成功者は「自分自身を感動させるため」のような内的な要因で動いている人が多いそうです。お金を十分に稼いだとき、そして十分な社会的地位を築いたとき、より高いレベルのところに駆り立てられることになります。

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in メモ, Posted by logc_nt

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