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ソフトバンクと同じく通信障害を起こした英O2は数億円をエリクソンに賠償請求する見込み


2018年12月6日にソフトバンク回線で大規模な通信障害が発生し、「電気通信事業法上の重大な事故」として行政指導が検討されています。もはや生活インフラと呼べるモバイル通信ですが、ソフトバンクと同様の原因で大規模通信障害を起こしたイギリスの大手キャリア「O2」は、原因となったソフトウェア製造元のエリクソンに対して損害賠償を求める方針のようです。

O2 to slap Ericsson with multi-million pound bill over network failure
https://www.telegraph.co.uk/business/2018/12/08/o2-slap-ericsson-multi-million-pound-bill-network-failure/

O2 'to seek millions' in damages over data outage - BBC News
https://www.bbc.com/news/business-46499366

ソフトバンクで発生した大規模通信障害の原因は、「エリクソン製のソフトウェアの証明書の期限切れ」というお粗末なものでした。

ソフトバンクの大規模通信障害は「エリクソン製パケット交換機ソフトウェアが原因」だと発表 - GIGAZINE


ほぼ同時刻に、イギリスの大手モバイル通信会社O2でも大規模障害が発生し、スマートフォンでのモバイル通信が不能になりました。この事故についても、エリクソンは自社製のソフトウェアの不具合が原因だということを認めています。O2はイギリスに2500万人のユーザーを抱え、Sky、Tesco、Giffgaff、Lycamobileなどのネットワークにもサービスを提供しており、多くの企業に混乱が生じました。Telegraphによると、O2はエリクソンに対して数百万ポンド(数億円)規模での損害賠償請求を行う予定だとのこと。

なお、O2は顧客に対して2019年1月までに通信不能になっていた2日間分の利用料について返金対応する予定です。O2は音声通話については問題の影響を受けていないと発表していますが、一部のユーザーからは電話をかけたりSMSを送れなかったと、影響を受けたとの報告もあり、サービス料返金の対応のユーザー範囲は記事作成時点では不明です。

ちなみにソフトバンクの約款ではデータ通信サービスがまったく利用できない状態が24時間以上連続する場合に限り、ユーザーの損害が賠償されるため、今回の大規模通信障害での補償はされません。

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in メモ,   ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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