microSDカードより小さい「NMカード(ナノメモリーカード)」をHuaweiが発表
HuaweiがAndroidスマートフォンの新モデル「HUAWEI Mate 20」シリーズの発表の中で、新たな外部メモリーカードとして、microSDカードよりも小さくnanoSIMカードと同等サイズの「NMカード(ナノメモリーカード)」を採用することを発表しました。このNMカードはHuaweiが独自開発したもので、今のところHuawei端末での独占使用となるようです。
Huawei Mate 20 series first to have Nano Memory Card - GadgetMatch
https://www.gadgetmatch.com/huawei-mate-20-pro-nano-memory-card/
Huawei’s Nano Memory Cards are replacing microSD on its latest phones - The Verge
https://www.theverge.com/circuitbreaker/2018/10/16/17985578/huawei-nano-memory-cards-nm-microsd-replacement-mate-20-pro
「HUAWEI Mate 20」シリーズは、「HUAWEI Mate 20」「HUAWEI Mate 20 Pro」「HUAWEI Mate 20 X」「HUAWEI Mate 20 RS」の4機種で、20 RSは自動車メーカーとして有名なポルシェがデザインした高級モデルです。
Androidスマートフォンでは、内蔵ストレージのほかにmicroSDカードを挿入することでストレージ容量を大幅に増やせることが一般的ですが、この「HUAWEI Mate 20」シリーズにはmicroSDカードスロットはありません。代わりに採用されているのが、nanoSIMカードサイズの新規格「NMカード」。
SIMカード用トレイには表裏で2枚のnanoSIMカードがセットできるようになっているのですが、このうち片面にNMカードをセットすることで、外部ストレージとして利用できるという仕様になっています。通信速度は最大毎秒90MBで、まずは128GBと256GBのNMカードが用意されるとのこと。
ニュースサイトのGadgetMatchには、実際にトレイにNMカードをセットした画像が掲載されています。
独自のメモリーカード仕様というと、ソニーが展開するメモリースティックが思い浮かびますが、ソニーモバイルのスマートフォンであるXperiaで使われているのはメモリースティックではなくmicroSDカードであり、独自規格でやっていくことの難しさを感じさせます。
NMカードには「nanoSIMカードと同サイズなので、端末に別途microSDカード用スロットを設ける必要がない」というメリットがあるのは事実ながら、すでに同一トレイでmicroSDカードをセットできる端末もあるため、このHuaweiの挑戦が他のメーカーにどう受け入れられるのか、楽しみです。
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in モバイル, ハードウェア, Posted by logc_nt
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