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「投票しないで」と若者に呼びかける高齢者たちのムービーが登場、その意図とは

by Bill Smith

上品な身なりのおばあさんやおじいさんたちが次々に現れては、若者に対して「投票しないように」と呼びかけるムービーがYouTubeに登場しました。「投票に行こう」と呼びかけるのならわかるのですが、なぜ彼らは反対の行動を呼びかけているのか。そこには、はっきりとした意図が存在しました。

Dear young people, "Don't Vote" - YouTube


「若い皆さん」とあいさつする、上品な着こなしの高齢女性。


続いて、男性が「投票するな」と呼びかけます。


こちらの女性も「投票しないで」と繰り返しました。


「現状で、何も問題はない」とメガネをかけた男性。


替わって現れた女性が口にしたのは「トランプ」という名前。彼らはトランプ大統領支持者であるというわけです。


「金持ち向けの税金がカットされた?そうだろう、私はめちゃくちゃ金もちさ」と、新たな男性。


「気候変動?それはあなたたちの問題。私はもうじき死んでしまう」と世界規模の問題を一蹴する女性。


再び最初の女性が登場。「学校での銃乱射事件はとても悲しい」と語りますが……


「でも、もう50年も学校に行っていないから」と、またも他人事。


「どちらの生き方のこととか追っていられない」という発言は、黒人差別問題の中で出てきた「ブラック・ライヴズ・マター」に引っかけたもの。


「きっと君たちはそういうのは嫌いだろう」


「そして、Instagramでミームを拡散するんだろう」


「天気が良ければ、ちょっとしたデモ行進に加わったりもするかもしれない」


「この映像もFacebookでシェアしたりするでしょう」


「だが、君たちは投票には行かない」


「あなた方若者は、決してしない」


「しかし、私は投票する」


「私は投票する」


「私は投票する」


中間選挙予備選挙……」


「すべての選挙でね」


「我々は選挙に行く、しかし、あなた方は行かない」


「なぜなら、我々は『実行家』だから」


「泣き言ばかり言う『不平家』ではないから」


「我々は順調にやっているよ」


最後に示されたのはKnock The Voteのロゴ。アメリカでは18歳~34歳の投票率が46%と高くないことが現状を生んでいるということをムービーは主張しています。


ちなみに、日本でも若者よりは中高年の方が投票率が高い傾向にあります。総務省の発表によると、2017年10月に行われた第48回衆議院議員総選挙の年代別投票率は以下の通りでした。
・10代:40.49%
・20代:33.85%
・30代:44.75%
・40代:53.52%
・50代:63.32%
・60代:72.04%
・70代以上:60.95%
・全体:53.68%

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in 動画, Posted by logc_nt

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