ソフトウェア

Java 11正式版リリース、3年の長期サポート対応のLTSバージョンが4年半ぶりに更新


OracleがJavaの最新版「Java 11」を正式にリリースしました。Java 11は、Java 8以来となる3年の長期サポートが提供されるLong Term Support(LTS)バージョンとなります。

Java 11 Released
https://www.infoq.com/news/2018/09/java11-released

Oracleは半年ごとにJavaの新バージョンをリリースする計画を打ち出していますが、基本的にバグフィクスやセキュリティ対策などのサポートは次期バージョンが登場するまでの6カ月間に限られます。これに対して、一部のバージョンはLTSとして長期サポートが行われることになりますが、Java 11はこのLTSバージョンの最新版です。そのため、システムの安定性を重視するユーザーにとってはJava 8以来の待望のアップデートということになります。


Java 11で加わった新機能は以下の通りです。

・Nestベースのアクセス制御機能「Nestmates」
・動的クラスファイル定数「condy」
・新しいガーベジコレクタ「ZGC」
・Flight Recorder
・新しい標準HTTPライブラリ
・TLS 1.3サポート
・ラムダパラメータ用のローカル変数構文

削除された機能は以下の通り。

・Java EEモジュール
・CORBAモジュール
・Web Start
・Applets
・JavaFXモジュール

なお、Java 11からはOracle JDKのバグフィクスやセキュリティパッチは有償サポートに変更されています。

Java 11は以下のページでダウンロード可能です。

JDK 11 GA Release
https://jdk.java.net/11


また、無償のOpen JDKは以下のページでダウンロード可能です。

JDK 11
http://openjdk.java.net/projects/jdk/11/


なお、次回のLTSバージョンとなるのは「Java 17」で、2021年9月にリリース予定です。

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in ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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