取材

「フィジー独立の父」の住居をレストランに改装した「Governors Museum Themed Restaurant」に行ってきました


フィジーの首都スバは港町として栄えており、観光客も少なく、「リゾート」としてのフィジーとは違った顔を持った街です。そのスバに、イギリス植民地時代の首長の住居を改装したレストラン「Governors Museum Themed Restaurant」があると聞き、さっそく行ってみることにしました。

Governors Fiji - Bula
http://www.governorsfiji.com/

宿泊したスバ港至近のホテル「De Vos on the Park」では、朝食が提供されないというトラブルに見舞われました。


「De Vos on the Park」がどんなホテルなのかは以下の記事で確認できます。

フィジーの首都スバで割安で広々スタジオルームが借りられる「De Vos on the Park」に泊まってみた - GIGAZINE


あいにくこの日は日曜日。カトリックの多いフィジーでは、日曜日はほとんどの店が閉まっています。幸運なことに、目当てのレストラン「Governors Museum Themed Restaurant」は日曜日も朝から開いているので、スバ市街地を探索しつつ徒歩で向かうことにしました。


Governors Museum Themed Restaurantの住所は「46 Knolly Street, Suva, Fiji」です。


スバ市街地は起伏の激しい地形。丘を登っていきます。


スバの路上で見かける自動車の8割は日本車。


中には東京無線カラーそのままのタクシーもあり。


もともと信頼性の高さで日本車の人気はフィジーでは高めだったところに、2015年にハイブリッドの中古車の輸入関税を免除にするという政策もあり、トヨタのプリウスを筆頭に日本から中古車が大量に流入したそうです。


激しいアップダウンの中、15分ほど歩くと……


目的地に到着しました。


大きな平屋の建物。Governors Museum Themed Restaurantは、その名の通り元々はフィジー独立の父と呼ばれるラトゥー・ララ・スクナ卿の住居だった建物をレストランとして改装したとのこと。


中に入ると……


写真がずらり。


まさにMuseum(博物館)という名にふさわしい展示になっています。


廊下を進むと……


おしゃれなレストラン。


アンティークな家具に貝殻の展示。


ワインはカヌーの中に。


モダンな屋内にはもちろんクーラーも完備。


4人掛けのテーブルだけでなく……


2人掛けのテーブルもあるので、「おひとり様」でも気兼ねなく入れそうです。


テーブルについた眺めも良好。


レジ横ではケーキも選べます。


テーブルクロスは「Fiji Times」仕様でした。


店員さんにオススメを聞くと、迷うことなく「South Seas Full Breakfast」との答え。そこでSouth Seas Full Breakfastとドリンクに「Tropical Smoothie」を注文しました。


5分ほどで「Tropical Smoothie」(8.5フィジードル:約450円)が到着。


調濃厚なスムージーは、ストローからなかなか下りていかないほど濃厚。「まるでプリンを飲んでいる」かのような、嫌みのない甘みと口当たりの良さに驚かされました。


テラス席もあるので、朝食の到着までのんびりスムージーを飲みながら待つのもなかなか贅沢な気分を味わえました。


約15分ほどで「South Seas Full Breakfast」(24フィジードル:約1300円)がテーブルにやってきました。


ベーコン


ポテトフライ


トマトソースのベイクドビーンズ


スクランブルエッグ


ソーセージ


バターとフランスパンと、朝食としてのボリュームは抜群です。


ベーコンはカリカリになるまで炒められてはおらず、しっとりとした食感で塩気が強め。


外はサクサクで中は柔らかいフランスパンがベーコンによく合います。


フライドポテトはサクッとかみ切れますが、中に入った細切れのジャガイモにしっかりと熱が通っており、独特の滑らかさがあります。


ソーセージは特徴が少なめの普通のもの。


スクランブルエッグはふわふわで、フォークで持ち上げるのが難しいほど。


トマトソースベースのビーンズは甘さ控えめで、豆本来の味が楽しめます。


小さなトマトは酸味がほとんどなく、焼き立てで温かく優しい甘さでした。


一品一品の質が高く、あっという間に完食。フィジーの中でも物価の安いことで知られるスバでは比較的高めの値段ですが、それに見合った高品質な食事と贅沢な空間が提供されるレストランだとよくわかりました。


外に出るため通路を戻ると再び展示品の数々。高級感のある店内で価格に見合った高品質なサービスを満喫できる点で、「Governors Museum Themed Restaurant」はスバを訪れたなら必ず訪れたいスポットとしてオススメです。

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in 取材,   試食, Posted by darkhorse_log

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