MicrosoftがSkype 7のサポート終了を「しばらく」延期すると発表、多数のユーザーからの要望を受け
Microsoftは「2018年9月で同社が提供する音声通話アプリケーション『Skype 7』のサポートを中止し、『Skype 8』に移行する」と発表しました。この発表後、多くのユーザーから「Skype 7のサポートを続けて欲しい」という要望があり、MicrosoftはSkype 7のサポートをしばらく延長することを改めて発表しています。
Microsoft Backtracks, Classic Skype Lives to See Another Day - Thurrott.com
https://www.thurrott.com/cloud/microsoft-consumer-services/skype/165295/microsoft-backtracks-classic-skype-lives-see-another-day
Microsoft will keep classic Skype alive ‘for some time’ after user backlash - The Verge
https://www.theverge.com/2018/8/6/17657990/microsoft-skype-7-classic-discontinuation
Microsoftは2018年7月にSkype 8のデスクトップ版をリリースしました。そして、Skype 8のリリースに合わせて、同社は「全てのユーザーに最高のSkype体験を提供する」ことを理由に、前バージョンであるSkype 7のサポートを2018年9月1日で終了すると発表しました。
しかし、最新版のSkype 8はユーザーインターフェースが大きく変更されたほか、従来のバージョンで使用できていた機能が削除されたことで、「使いづらい」と不快感をあらわにするユーザーが殺到。これが原因となり、Skypeのフォーラムに「Skype 7のサポートを継続して欲しい」といった内容の投稿が相次ぐことになりました。
これら多くの要望を受けたMicrosoftは「お客様からのご意見に基づき、Skype 7のサポートをしばらく延長します。また、ご要望を受けた機能についてはSkype 8に反映するよう努めてまいります」とフォーラムに投稿。同社は2018年9月1日でSkype 7のサポートを終了せず、しばらく継続する方針に変更したと発表しました。
Skype 7のサポート終了時期は記事作成時点では明言されておらず、今後のSkype 8のフィードバックの改善状況に応じて、Microsoftが改めて終了時期を決定すると見られています。
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