誰でも個人情報を見られる情報過多世界での殺人事件を追うSFミステリー映画「ANON」予告編
誰もが他人の個人情報が閲覧できるようになってプライバシーがなくなった社会を舞台に、そんな世界で個人を特定されずにいる「記録のない女」と殺人事件の謎を追うSFミステリー映画「ANON」の予告編が公開されました。
ANON - OFFICIAL TRAILER [HD] - IN CINEMAS MAY 11
電脳空間にログインして、どこかの情報を探しているかのように画面が切り替わり……
どこかの街並みが映し出されました。立体広告が動いて存在を主張しています。
目を向けると……
通りすがりの人や飼い犬の「個人情報」が表示されました。他人の個人情報を誰でも閲覧できるようになったこの世界では特に驚くようなことではありません。
「世界に『プライバシー』というものはなくなった」
ある日、ジェームズ・クレイという男性が撃ち殺される事件が発生。
「誰もが監視されている」
しかし事件発生の直前、クレイは目の前に犯人がいたにも関わらず、まるで見えていないかのようなそぶりを見せていました。
行方をくらませることなどありえなさそうな世界で起きた事件に、捜査は難航します。
事件を追う刑事・サルは、名前が「UNKNOWN」で、個人情報が表示されない謎の女と出会います。
電車に乗って不敵に微笑む「記録のない女」
「記録のない女」との接触で、サルは事件解決の糸口を得られるのか……。
高層ビルからの落下
ノイズとなって消える美女
弾丸を込めている銃の情報すら垂れ流し。
キスを交わす2人ですが、女性の右手には拳銃。
銃を構えて警戒するサル
サルは「見えない敵」と戦うことに……。
犯人を探すため、電車の乗客全員に銃口を向けて情報を確かめていくことに。
乗客のチェックをしていたかと思うと、ホームに入ってきた電車にはじき飛ばされるサル。
立ち去る「記録のない女」はノイズと共に消失。
監督は「ガタカ」「TIME/タイム」のアンドリュー・ニコル。サル役は「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」で宇宙連邦の司令官を演じたクライヴ・オーウェン。公開はイギリスでは2018年5月の予定。日本での公開は記事作成時点では未定です。
・関連記事
中国の警察は顔認識機能を搭載したサングラス型デバイスを導入して監視体制を強化している - GIGAZINE
ユートピアの逆、ディストピアを扱った作品の「予言」がどれだけ実現しているかをまとめる「Dystopia Tracker」 - GIGAZINE
SF作品で描かれた技術で現実となった15のこと - GIGAZINE
伊藤計劃のSF小説「虐殺器官」「ハーモニー」の劇場アニメ化が決定 - GIGAZINE
TV版「攻殻機動隊ARISE」の詳細が発表、完全新作エピソードの製作も決定 - GIGAZINE
犯罪係数300以上で即執行、電動「ドミネーター」が半端ないクオリティ - GIGAZINE
・関連コンテンツ