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スマートフォン市場における利益の86%をAppleのiPhoneが占める


調査企業のCounterpoint Researchが公開した、スマートフォンメーカー各社の2017年第4四半期の業績などをまとめたデータから、スマートフォン市場の利益の86%をAppleのiPhoneが占めているという驚愕の事実が明らかになっています。

Apple grabs 86% of global smartphone profits, iPhone X alone seizes 35%
https://appleinsider.com/articles/18/04/17/apple-grabs-86-of-smartphone-profits-globally-iphone-x-alone-seizes-35

Counterpoint Researchによると、Appleは2017年第4四半期にスマートフォン市場で前年同期比で1%増の利益をあげました。また、「iPhone Xは1年で終了」とウワサされていたiPhone Xですが、実際には2017年第4四半期において、600社以上のAndroidスマートフォンメーカーよりも5倍以上も多い利益を生み出していたそうです。

「iPhone Xのシェアは時間がたつにつれて拡大する可能性が高い」と語るのは、Counterpoint Researchのアナリストを務めるKarn Chauhan氏。また、スマートフォン市場で最も多くの利益を生み出す端末ベスト10を並べてみると、iPhoneシリーズの製品ライフサイクルが長くなってきたため、10端末中8端末をiPhoneシリーズが占めるという驚きの結果が出ています。販売不振により生産規模の縮小がウワサされたiPhone Xですが、2017年第4四半期で最も利益をあげたスマートフォンとなっており、全体の35%を占めるという驚きの結果が出ています。加えて、iPhoneシリーズは他のスマートフォンと比べて格段に収益性が高く、シリーズ全体で市場全体の利益の86%を占めるという結果になっています。


以下のデータは四半期ごとのiPhoneの売上データをグラフ化したもの。青色のバーがiPhoneの販売台数を示しており、緑色の線がその売上高を示しています。これを見ると、ここしばらくはiPhoneの販売台数および収入には大きな変化が見られません。これは順調にiPhoneシリーズが世界中に広まっているということでもあり、実際に2018年第1四半期の業績発表ではアクティブ端末数がインストールベースで13億台に到達したこともアナウンスされています。


これらのデータから順調な売れ行きが予想されるiPhoneシリーズおよびiPhone Xですが、AppleはiPhone Xの予約がスタートした際にはiPhone Xの需要は世界的にぶっちぎりであることを明かしており、発売後の11月および12月には毎週最も売れた端末に輝いたことも明かしており、Chauhan氏の言葉の通りこれからさらにiPhone Xのシェアが拡大していくことが期待できそうです。

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in モバイル, Posted by logu_ii

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