ウェブサイトのページ表示速度を高速化するGoogle Chrome用拡張機能「Fastr」を使ってみた
ウェブブラウザでページを閲覧する時、目に見えている文章や画像の他にもさまざまなデータがPCとサーバーの間でやりとりされています。「Fastr」は再読み込みを行う際にそういったやりとりの一部を省略して時間を短縮し、結果としてブラウジングを高速化してくれるGoogle Chrome用の拡張機能です。GitHubとChrome ウェブストアで無料配布されています。
GitHub - jajoosam/fastr: Fastr Pages - through less refreshes.
https://github.com/jajoosam/fastr
Chrome ウェブストア - 拡張機能
https://chrome.google.com/webstore/detail/fastr/khjpgjjkndhlnokfmfpfphpigeoinnim
◆Fastrをインストール
Chromeを起動し、上記のChromeウェブストアにアクセスしたら「Chromeに追加」をクリックします。
ポップアップが表示されるので、「拡張機能を追加」をクリック。
右上にロケットのアイコンと共に「FastrがChromeに追加されました」というポップアップが表示されれば完了です。
◆使ってみた
Fastrを有効化した時とそうでない時で、どれほどリロード速度が変わっているのかを検証するために、ページのロード時間を測定可能なChrome用拡張機能「Page load time」を使います。
Page load time - Chrome ウェブストア
Chromeのキャッシュをあらかじめすべて削除した上で、GIGAZINEのトップページを読み込み、Fastrを無効にした場合と有効にした場合でどれだけページ表示速度が変化しているかを調べてみたところが以下の画像。左が無効になっている場合のリロード時間で、右が有効になっている場合のリロード時間です。有効時の方が無効時よりもおよそ4秒ほど早くなっています。
ただし、記事のページで試してみると、その差はわずかコンマ数秒と微妙な結果になりました。
さらにApple公式サイトのトップページでもテストしてみました。結果は以下の画像の通りで、こちらはおよそ0.2秒と少し高速化したものの、あまり大きな効果は感じられませんでした。
そして爆速で読み込めると話題になった俳優・阿部寛さんのホームページで試してみると、ほとんど差はなく、むしろわずかに時間がかかるという結果になりました。
実際にFastrを導入してみたところ、一部ではわずかに高速化が見られたものの、全てのページでその効果が体感できたかというとそのようなことはなく、ウェブブラウジングが爆速化できるかというとかなり微妙なところでした。
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