デザイン

Amazon本社にある植物園型ワークスペース「Amazon Spheres」とは?


シアトルのダウンタウンにあるAmazon新本社ビル「Day 1」の前には「Amazon Spheres(アマゾン・スフィア)」と呼ばれる、3つのガラスドームからなるワークスペースがあります。この建物は温室の構造で、世界中から4万本以上の植物を集めて育てており、植物園並の施設になっており、日本時間の2018年1月31日(水)0時よりオープンします。

Seattle Spheres
https://www.seattlespheres.com/

Take a look inside Amazon’s Spheres as they get set to open | The Seattle Times
https://www.seattletimes.com/business/amazon/take-a-look-inside-amazons-spheres-as-they-get-set-for-next-weeks-opening/

「Amazon Spheres」はシアトルのダウンタウンにあるAmazon新本社ビル「Day 1」の前に位置しており……


建物は3つの球体が連なった形で、6番アベニューと7番アベニューを横断する形で位置しています。

by NBBJ

The Seattle Timesによると、「Apmazon Spheres」は3700平方メートルの広さの温室。しかし単なる植物園とは異なり、最大800人を収容できる巨大なワークスペースになっている」とのこと。

海外メディアのGeekWireが公開しているムービーを見ると「Amazon Spheres」のドーム内の様子が、どうなっているのかがよくわかるようになっています。

First look inside the Amazon Spheres - YouTube


「シアトルのダウンタウンにある『Amazon Spheres』にいます」と語る、この男性はGeekWireの記者であるKurt Schlosser氏。


「Amazon Spheresの中には世界の300以上の国から4万本以上の植物を集め、育てており……」


「Amazonが長年にわたって実現した都市型のオアシスです。従業員が会議を開いたり、コーヒーを飲んでリラックスする場所として使用します」


「Amazon Spheresの入り口は中央の球体に位置していて、中に入ると、最初に飛び込んでくるのは4階建ての巨大な緑の壁です。これを外から見ると、建物全体が緑色で染められているかのように見せる効果があります」


「室内は湿度60%で保たれており、また夜になると、湿度80%以上に保つようになっています。シアトルの寒いストリートを歩いてきても、中に入ると心地よい暖かさに触れることができます」


「Amazon Spheresの中は緑の香りが漂っているので、森の中を散歩しているような疑似体験を味わうことができます」


「Amazon Sheres内にはミーティングスペースの他に……」


「ベンチ型のスペース」


「15人用の大きな円形の会議スペースも用意されていて……」


「カフェスペースに行けば、軽食をとることもできます」


「最上階から7番アベニュー側の球体へ行くと、『鳥の巣』と呼ばれる、木で造られた会議スペースがあります」


「『鳥の巣』のそばには55フィート(約17m)のフランスゴムノキの先端付近に隣接しているので、まさに鳥の巣にいる気分を味わえます」


「6番アベニュー側の球体には、アフリカやアジアの稀少な植物が多く植えられています。絶滅危惧種のものや……」


「食虫植物など、この球体の中ではさまざまな植物を観賞できます」


「このAmazon SpheresはシアトルのAmazonで勤務している4万人の従業員のために開放しており、クリエイティブな発想を生み出すために、この場所が活用されるようです」


Amazon Spheresの6番アベニュー側の入り口から入ると、ムービーで触れられていた、高さ60フィート(約18m)で200種類の植物が、所狭しと植えられた巨大な緑の壁が飛び込んできます。


7番アベニュー側のドームは「New World garden」と呼ばれ、主に中南米の植物が中心に植えられています。しかし、最も目を引く植物は55フィート(約17m)の高さを誇るオーストラリアのフランスゴムノキです。


6番アベニュー側のドームは「Old World garden」と呼ばれ、主にアフリカや東南アジアをの植物が植えられています。


Amazon Spheres内は室温を22℃、湿度は60%に保っており、また夜には室温12℃、湿度85%に保つようにしていて、植物の生育のため、中央アメリカや東南アジアの森林の気候に似せつつも、不快な気候とならないように配慮しているとのことです。

なお、室温を保つため、近くのデータセンターで発生した熱を再利用して暖めています。この熱はコンクリートの床と上層階の手すりを通って供給されています。また、見栄えを良くするため、これらのパイプは見えないように隠しているようです。

Amazon Spheresは2643枚のガラスパネルで構成されており、各パネルは植物の光合成を促すため、光を吸収する作りではありますが、熱を反射するように設計されたコーティングを施しています。また、シアトルは冬の日照時間が短いため、ドーム内にあるスタジアム用のライトで光を補う仕組みとなっていて、常に12時間分の光を一定量与えられるように自動的に調整しているとのこと。


Amazon Sphereに入ることができるのは、Amazon従業員のみとのことですが、一般向けには1階の展示エリアの無料ツアーを週2回で実施する予定とのこと。なお、ドーム内のツアーも計画中とのことですが、具体的な実施日等は決まっていないようです。

Amazon Sphereの詳細な設計は以下の画像から知ることができます。

・関連記事
Google新本社デザインがSFの未来感あふれまくり、透明なイメージで街自体を大改造 - GIGAZINE

働くのが楽しくなりそうな、世界の独創的なオフィスいろいろ - GIGAZINE

オープンオフィスがもたらす弊害と、その原因とは? - GIGAZINE

ホワイトハウスの中はどうなっているのか? - GIGAZINE

【1日230円の食べ放題ランチ編】「クリエイティブな人を生み出すオフィスとは?」を体感する「Booking.com」オランダ本社潜入レポート - GIGAZINE

in 動画,   デザイン, Posted by log1j_ty