親指サイズの世界最小の携帯電話「Tiny T1」
かつては「通話とメールができる程度の機能があれば十分、カメラが付いていればびっくり」というのが普通だった携帯電話も、現代ではスマートフォンの広がりと共にゲームやブラウジングからムービーの加工までさまざまな機能が搭載されていて、スマートフォン上でやれることが増えるにつれて画面も大きくなる傾向にあります。しかし、この流れとは逆に必要最小限の機能のみを厳選することで「親指サイズ」という驚くほどコンパクトなサイズに収め、思わず「かわいい!」「いや、むしろカッコイイ……」と言ってしまいそうな世界で最も小さい携帯電話が「Tiny T1」です。
Tiny T1 - The World's Smallest Phone
https://worldssmallestphone.com/
「Tiny T1」がどのような携帯電話になっているのかは、以下のムービーをみるとわかります。
The World's Smallest Phone Introducing the Zanco tiny t1
「Tiny T1」は手のひらに軽く収まる超コンパクトな携帯電話です。
「Tiny T1」を見せられた人は、「これが実際に使える携帯電話だなんて信じられない!」と思わず笑ってしまいます。
耳に当てて通話を試してみると、本当に「Tiny T1」から向こう側の音声が聞こえてびっくり。
鉛筆や万年筆と比べてみると、「Tiny T1」のスケール感がよくわかります。こんなに小さくてもしっかりと電波・メール・充電・発信者名が確認できるディスプレイが搭載されています。
スマートフォンに比べると、縦も横も信じられないほどの小ささ。
「Tiny T1」は大きなスマートフォンを持ち歩きたくないときの予備として使うことが可能。
「Tiny T1」はほとんどスペースを取らないため、ポケットやバッグに常に入れておくことができます。
ランニングやスポーツをするときでも、重量を気にすることなくポケットに収納し……
運動を楽しむことができます。
「Tiny T1」には300件の連絡先を登録することが可能で……
SMSメッセージのテキストを保存することもできます。
「Tiny T1」は縦46.7mm、横21mm、厚さ12mmで、重さは13グラム。
本体のnano-SIMを入れ替えることによって連絡先を登録でき、充電はMicro-USB端子から行います。回線は2G回線を使用していますが、日本やオーストラリアではすでに2G回線のサービスが終了しているため、日本国内では携帯電話として使用できない点に注意が必要。なお、2G回線はイギリスやヨーロッパでは少なくとも2025年まで維持されることが確定しており、3G回線の整備が行き届いていない地域でも2Gなら使用可能という場合もあるため、「Tiny T1」を購入するときは使用したい地域に2G回線があるかどうかをチェックすることが大切です。
「Tiny T1」プロジェクトは現在クラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募集中。目標金額として2万5000ポンド(約380万円)が掲げられていたところ、記事作成時点で既にそれを上回る17万ポンド(約2600万円)以上が集まっています。「Tiny T1」プロジェクトでは、39ポンド(約6000円)で「Tiny T1」1個と充電用のMicro-USBケーブル1個が入手可能、69ポンド(約10000円)で「Tiny T1」2個と充電用のMicro-USBケーブル2個が入手可能。また、数量限定で35ポンド(約5300円)の出資で「Tiny T1」1個と充電用のMicro-USBケーブル1個が入手可能なリワードが記事作成時点で残り129個となっていました。日本への送料は10ポンド(約1500円)で、発送は2018年5月ごろが予定されています。
なお、「Tiny T1」への出資期限は日本時間で2018年1月19日(金)午前6時です。
The World's Smallest Phone - Introducing The Zanco tiny t1 by Clubit New Media Limited - Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/1500916193/the-worlds-smallest-phone-introducing-the-zanco-ti
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