Nexus 9のバッテリーが膨らんできたのでGoogleに連絡して新品と交換してもらいました

充電池の1つであるリチウムイオンバッテリーは軽量＆高電圧を誇り、携帯性が求められるスマートフォンやタブレットPC、ノートPCによく用いられています。その反面、過充電や急速充電を繰り返すと激しく劣化してしまい、その結果電池そのものが膨張したり、爆発＆出火を起こしたりすることも。最近でもiPhone 8 Plusにバッテリー膨張問題が勃発したり、発売直後から爆発・出火が多数報告されたGalaxy Note 7が生産中止になったりといったニュースもあり、GIGAZINEでも記事にしてきました。

GIGAZINE編集部にはNexus 9の16GB／Wi-Fiモデルが据え置かれていました。その日の天気やちょっとしたニュースをお知らせしてくれる頼もしい存在だったのですが、2017年9月某日、なにげなくNexus 9を見ると、画面に反射する蛍光灯が大きくゆがんでいることに気付きました。

真横から見ると明らかにぷっくりと膨れています。

2014年11月レビュー時のNexus 9を充電ポートから見た様子。

3年後のNexus 9を同じ方向から見ると、明らかに右部分が湾曲しています。

以下の画像は、レビュー時に左側面から見た様子。

比べて2017年現在の姿をみると、明らかに奥が膨張しています。

2014年に右側面の角から見たところ。

右の奥で画面が浮いて隙間が見えているのが分かります。

これはレビュー時に右側面から離れて撮影した画像です。

今のNexus 9は比べるまでもなく画面が浮いて隙間ができてしまっています。また裏が膨張しているせいで、少し本体が浮いているように見えます。

試しに電源を入れると、浮き上がった画面と本体の隙間からバックライトが漏れてしまっていました。

これはやばいぞ、とGoogleのサポートに至急問い合わせて、Nexus 9を交換してもらうことになりました。そして膨張発覚から2カ月後、2017年11月中旬にようやく新品のNexus 9が編集部にやってきました。

今回の件を通じて、Googleによるサポートを迅速に受けるために必要だったこと、注意したいことを以下にまとめました。

1：電話サポートは本体からリクエストする
サポートはどこに電話すればいいのだろうかと、最初はNexus ヘルプを参照して調べていたのですが、ウェブページだとかなり分かりづらく手間取ってしまいました。しかしAndroid端末から電話サポートをリクエストすれば一発で連絡を取ることが可能です。まずはAndroidの「設定」から「サポート」の欄を選び、「電話」をタップします。

その後、名前と電話番号、具体的な状況を入力したら、右上の「電話での通話をリクエスト」をタップします。平日の昼間であれば、リクエストして数分で電話がかかってきました。以降は電話を通じてやりとりすることになります。

2：本体のシリアル番号は調べておく
サポートを受ける際には本体のシリアル番号が必要となるので、前もって調べておくとスムーズになります。シリアル番号はNexus 9の外箱側面にプリントされています。

また、端末からも確認ができます。Androidの設定を開いたら、「すべて」をタップし、「タブレット情報」をタップします。

続いて「端末の状態」をタップ。

するとシリアル番号が表示されます。これをメモしておけばOK。

3：Googleストアで利用したメールアドレスとクレジットカードの種類と番号はあらかじめ把握しておく
Googleストアで利用したメールアドレスとクレジットカードの種類と下4桁の番号は、個人確認に必ず使われます。そのため、頻繁なやりとりがある場合は一時的にメモに取っておけばスムーズにやりとりができます。

4：交換する場合は在庫があるか確認をする
Nexus 9は2016年5月に製造を終了しており、在庫もほとんどない状態でした。今回も在庫を確保するのに1カ月近くかかっており、海外にある分を交換用Nexus 9として送ってもらいました。

5：登録した送り先の住所をしっかり確認する
さらに今回、在庫を確保してもらってからさらに1カ月近く届かないということが起こってしまいました。GIGAZINE編集部は2014年に引っ越しをしているのですが、そのタイミングで住所が変わってしまったため、Googleストアに登録していた送付先が複数存在。その登録していた住所にミスがあり、確認作業にかなりの時間を割かれてしまいました。古い住所や間違えて入力した送付先を削除できないか、Googleに電話で尋ねてみたところ、「現在は削除できない仕様となっているが、削除したいという声が多いので、改善は目下検討中」とのことでした。