クリント・イーストウッド監督がタリス銃乱射事件を当事者本人出演で描く映画「15時17分、パリ行き」予告編
2015年8月21日にアムステルダム発パリ行きの高速列車・タリスの中で発生した銃乱射事件を題材とした、クリント・イーストウッド監督の最新作「15時17分、パリ行き(The 15:17 To Paris)」の予告編が公開されました。事件の舞台となった列車にはアメリカ軍人らが乗り合わせていて、映画に本人役で出演します。
The 15:17 To Paris – Official Site – In Theaters February 9
http://www.1517toparis.com/
THE 15:17 TO PARIS - Official Trailer [HD] - YouTube
風車のずらっと立ち並ぶ田園地帯を駆け抜けるタリス
車内販売で小さなコーラを買って盛り上がる2人、スペンサー・ストーンとアレク・スカトラス。
通路を挟んだ向かい側の席からその様子を笑っているのはアンソニー・サドラー。
そんな3人の横を、乗務員が走り抜けていきました。
さらに、悲鳴を上げながら多くの人が車両を走り抜けていきます。
後ろの車両で何かあったのか?と座席に身を隠しながら確認するスペンサー。
ゆっくりとドアが開き、向こうからは銃を手にした人物が……。
ここで映像は回想へ。実は、先ほど登場した3人のうち、スペンサーとアンソニーはアメリカ空軍所属、アレクはオレゴン州兵でした。
さらに、子ども時代の姿へ。
サバイバルゲームをして遊んでいます。
タリスに乗っていたのは、各地を旅していたからだったようです。
その様子と、軍人としての任務の様子が交互に登場。
コロッセオに歓声を上げるスペンサー
一方では訓練の映像が挿入されます
再び、タリスの中。上半身裸で銃を構える男。
躊躇せずに突っ込んでいくスペンサー。
「15時17分、パリ行き」は2018年2月9日全米公開予定。日本では2018年3月1日から丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほかで全国ロードショーとなります。
2016年公開の「ハドソン川の奇跡」や2015年公開の「アメリカン・スナイパー」、2011年公開の「J・エドガー」、2009年公開の「インビクタス/負けざる者たち」など、実在人物をモデルにしたり、史実をもとにした作品を多数撮ってきたクリント・イーストウッド監督。本作では本人を出演させるという、リアリティの極みに到達したようです。
なお、3人のほかに、乗客として列車に居合わせた人も出演しているとのことです。
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