駅を20秒早く発車したと鉄道会社がお詫びを出したところBBCのニュースに
by いぬっころ
走って駅の階段を上り下りしてホームにたどり着いたら目の前で扉が閉まった……というのは少なからずあることですが、先日、つくばエクスプレスで列車が定刻よりも「20秒」早く出発(早発)するミスが発生。これについて、公式サイトにお詫びが掲載されたところ、BBCで扱われる事態になっています。
Apology after Japanese train departs 20 seconds early - BBC News
http://www.bbc.com/news/world-asia-42009839
【お詫び】南流山駅における普通列車の早発について | 2017年 | ニュースリリース | 企業情報 | つくばエクスプレス
http://www.mir.co.jp/company/release/2017/post_109.html
つくばエクスプレスによると、早発が発生したのは2017年11月14日のこと。秋葉原から守谷へ向かう普通列車が南流山駅に定刻通りに到着後、発車する際に定刻より約20秒早く出発してしまったという内容です。駅に掲示されている時刻表には分単位で書かれているため、南流山駅を9時44分に出発したということで間違いはないのですが、運行に用いられている時刻表は秒単位になっていて、出発の定刻は9時44分40秒だったのですが、9時44分20秒に発車したというわけです。
海外の鉄道、特にイギリスでは鉄道がダイヤ通りに走らないのは珍しいことではないため、今回、わずか20秒の早発で、しかも乗客からの苦情はなかったにも関わらずお詫びを発表している様子は、なんとも不思議な光景に見えているようです。
ちなみに、「早発」自体は遅延に比べれば発生頻度は低いものの時折起きていて、2011年8月28日に城端線の油田駅・戸出駅であった早発では乗れなかった人の家族から連絡があり、JR西日本が報告を公式サイトに掲載しています。このときは約1分の早発だったとのこと。
城端線 普通列車の早発について:JR西日本
https://www.westjr.co.jp/press/article/2011/08/page_626.html
なお、山手線をはじめとして都市部を走る鉄道では、時刻表に掲載されているのはあくまで「この時刻の前後に列車が到着・発車する」という「標準時刻」というケースがあります。人が多いと乗降時間がかかるため、「乗降が済み次第発車します」というアナウンスが流れることもあります。
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