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iOS11のソフトウェア開発最終版がリークされ「iPhone X」の新機能などが続々明らかに、6コアA11Fusionチップ搭載で顔認証機能の「Face ID」採用など


間もなく公開される予定のiOSの次期バージョン「iOS 11」の、ソフトウェア開発における最終バージョンとなるGM版がリークされ、次期iPhoneが搭載すると見られる複数の新機能に関する詳細が明らかになっています。

More revelations from Apple’s GM leak show off Face ID, wireless charging, and more - The Verge
https://www.theverge.com/2017/9/10/16284604/apple-iphonex-revelations-gm-leak-face-id-wireless-charging-rumors

iPhone X: Six core A11 Fusion chip, wireless charging hints, Apple Pay + Face ID details, more | 9to5Mac
https://9to5mac.com/2017/09/10/iphone-x-processor-wireless-charging-more/

◆新型iPhoneの名称
これまでさまざまな仮称で呼ばれてきた新型iPhoneですが、iOSデベロッパーのSteven Troughton-SmithさんがiOS 11のGM版を解析したところ、iPhone 7/7 Plusの後継モデルが「iPhone 8/8 Plus」、完全新型モデルが「iPhone X」となるらしいことをコードの中から発見しています。


◆Face ID
次期iPhoneで採用されるとウワサされていた3D顔認証機は、「Face ID」という名称でiOS 11に実装されるようです。ブラジル人iOSデベロッパーであるGuiherme RamboさんがiOS 11のGM版を解析したところ、Face IDはiPhoneのロックを解除するだけでなく、iTunesやApp Storeでコンテンツを購入する際にも使用できるという、まさにTouch IDの機能をそのまま受け継ぐものになるとのこと。なお、Apple純正のウェブブラウザであるSafariでは自動入力時にFace IDを使用することもできる模様。

実際にFace IDで顔認証を行う様子は以下のムービーで確認できます。


さらに、Face IDを使用するために顔を登録する際は以下の通り。顔を左右に動かして登録する必要があるようです。


また、同じくデベロッパーのJeffrey Grossmanさんもコードの解析結果から、「Face IDはApple Payで使用可能で、iPadやiPod touchでも利用可能」とみられること、さらに「Face IDは自動で認証してくれるものの、Apple Payなどの支払い時に使用する際は本体側面のボタンを2度押す必要がある」ことを指摘しています。


なお、ブラジルではApple Payのサービスがスタートしていないため、Apple PayとFace IDの関係については検証しきれていないとのことです。


◆ワイヤレス充電
これまで度々ウワサされてきた次期iPhoneのワイヤレス充電機能についてですが、Ramboさんは新型iPhoneのうち1つのモデルがワイヤレス充電機能を搭載するらしいことを突き止めています。


◆カメラ
さらに別のデベロッパーであるFilipe Espósitoさんによると、iPhone 8とiPhone Xが60FPSの4Kムービーおよび240FPSの1080pムービーの撮影をサポートする模様。高機能カメラの搭載はiPhone Xだけとも考えられていましたが、iPhone 8でも同じように利用できるようです。また、iOS 11では「PortraitRight」機能が実装される予定で、この機能もiPhone 8およびiPhone Xの両方で使用可能とのこと。なお、Portrait Light機能は「Contour Light」「Natural Light」「Stage Light」「Stage Light Mono」「Studio Light」という設定を備えており、これらはポートレート撮影に特化したフラッシュやライティングに関連しているとみられています。


◆A11チップ
Smithさんによると次期iPhoneが搭載するとみられる「A11 Fusionチップ」は、2つの高性能なコア「Monsoon」と、4つの消費電力の少ないコア「Mistral」による構成で、すべて独立して扱うことができるとのことです。


なお、iPhone 7/7 Plusが搭載しているA10 Fusionチップは、2つの高性能なコアと2つの低消費電力なコアを搭載しており、iPad Proが搭載しているA10Xチップは3つの高性能なコアと3つの低消費電力なコアを搭載しています。このことから、Apple関連のニュースを報じる9to5Macは「つまり、新しいiPhone 8およびiPhone 8 Plus、iPhone XはApple史上最も強力なiOSデバイスとなるでしょう。もちろん注目すべき重要な点は、性能は部分的にプロセッサのクロック速度に依存する点ですが、その点でも劇的な飛躍がみられるでしょう」と記しています。

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in モバイル,   ソフトウェア,   ハードウェア,   動画, Posted by logu_ii

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