まさかの「フライドチキン入りビール」が爆誕、その味は?
つめたく冷えたビールにカリッと揚がったスパイシーなフライドチキンは全くもって安心の鉄板の組み合わせといえますが、なんとビールの中にフライドチキンを投入してしまったという新しすぎるビールが誕生してしまったようです。
Fried chicken is an ingredient in this beer and we're totally OK with that
http://mashable.com/2017/08/08/fried-chicken-beer/#Yw1j6oQtYOqU
この風変わりなビールを作りだしたのは、アメリカ・バージニア州リッチモンドにある「The Veil Brewing Company」という醸造所で、ニューヨークにある醸造所Evil Twin Brewingと共同で「フライドチキンビール」を完成させています。
ビールは「Fried Fried Chicken Chicken」(FFCC)と名付けられており、2017年7月25日にアメリカで発売されたとのこと。FFCCはビールの製造工程の後半に原料のホップを大量に投入する「ダブルドライホップ」で作られたオールドスタイルなDIPA(ダブル・インディア・ペールエール)で、アルコール度数は8%。ホップにはCitra、Simcoe、Enigmaが用いられているとのこと。工程からすると、苦みが強くてフルーティーな香りもしそうなビールですが、この製造工程の中で、ほんの少しのフライドチキンを入れたのが、FFCCの特徴となっています。
This Tuesday July 25th will be the debut of Fried Fried Chicken Chicken! 🍗🍗🐓🐓
The Veil Brewing Co.さんの投稿 2017年7月23日
Fried Fried Chicken Chicken is our...
このビールを造るに至ったきっかけについて、The Veil Brewing Companyは「美しいリッチモンドの街にある高い店でフライドチキンをしこたま食べたあとにアイデアが浮かんだ」と記しています。Instagramには以下のような写真が投稿されていますが、別のFacebookの説明では、2つ用意する麦芽汁を入れたタンクのうち、一つだけにチキンを投入するということで、しかもその量はタンクに入っている麦芽汁の重量の4%だけとのこと。ということで、まさかここまで大量のフライドチキンを投入しているわけではなさそう。
その味はというと、「フライドチキンの味はほんのわずかも感じられない」とのことで、もしチキンの味を感じたとしたら「病院に行った方がいい!」というレベルとのこと。数量限定生産となっており、価格は4缶パックで18.5ドル(約2000円)プラス税金とのことで、1人3パックまでの販売となっています。
The Veil Brewing Companyはこの他にも、以下のような個性豊かなクラフトビールを製造している模様。フライドチキンビールとあわせて、どんな味に仕上がっているのかいろいろ試飲したくなりそうです。
・関連記事
さまざまなフレーバーのビールを造り出すデンマークのビールメーカー「To Øl」誕生のルーツとは? - GIGAZINE
アメリカの人気ビール醸造所「ブルックリン・ブルワリー」の醸造責任者になるまでに遭遇した危険とは? - GIGAZINE
世界中のビールの中から自分好みのビールが探せる「BeerUp」 - GIGAZINE
缶ビールでももっとおいしく飲めるようになる家庭用ビアサーバー「Fizzics Waytap」 - GIGAZINE
1100年前のビールを再現して古代文明を研究する「ビール考古学者」とは? - GIGAZINE
「5000年前の古代のビール」をスタンフォード大学の学生チームが再現 - GIGAZINE
キンキンに冷えた生ビールを食べるICE MONSTERの新感覚かき氷「ビールかき氷」試食レビュー - GIGAZINE
・関連コンテンツ