レビュー

雑誌やカタログを使って世の中の全てをゲームにする対話型カードゲーム「かたろーぐ」レビュー


「カタログ」と「語ろう」とを掛け合わせた名前のカードゲームが「かたろーぐ」。その名の通り、好きな雑誌やカタログ・パンレット・図鑑などを使う会話ベースのゲームで、1人が雑誌などにのったアイテムを順位付けし、対戦相手は質問をしながら相手の好きなものの順位を当てていきます。非常にシンプルなゲームなのですが、遊びのパターンは無限に広がり、旅行先やクリスマスケーキを選んだり、好みのタイプを当てたりで盛り上がれるとのことなので、実際にプレイしてみました。

かたろーぐ - ちゃがちゃがゲームズ
https://chaga2.jimdo.com/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0/%E3%81%8B%E3%81%9F%E3%82%8D%E3%83%BC%E3%81%90/

Amazon | かたろーぐ (新版) | ボードゲーム | おもちゃ

「かたろーぐ」はこんな感じの箱に入った状態で届けられました。


箱を開けてみるとポーチと福井のこけしちゃんLINEスタンプのQRコードが入っていました。これはかたろーぐの考案者が福井県越前市の川口洋一郎さんであるためだと思われます。


内容物はルール用紙・サンプルカタログ・カード14枚・LOVE トークン・マーカー。


かたろーぐは好きな雑誌やカタログ、チラシなどをゲームに変えてしまうアイテム。ということで、まずは旅行のパンフレットを使ってゲームをプレイしてみます。


石でできた7つのマーカーには片面が赤、もう片面が緑で、ドーナツやコーヒー、キャンディーなどのイラストが入っているので、パンフレットの上に適当にマーカーを置きます。


カードはマーカーに対応する形で2色・全14枚が存在します。


プレイヤー2人のうちの1人であるイカはパンフレットにのっている行きたい国を自分の好きな順でランク付けして、パンフレット上においたマーカーと対応するカードを裏向きで並べます。


4番目のカードだけは表向きに。これがヒントになります。


表向きにしたカードと対応するマーカーも、反対側を表にしておきましょう。イカが行きたい国4位はポーランドの様子。


あとは、もう1人のプレイヤーであるマリオがイカに質問して、1位から7位までを順にあてていくというわけ。質問内容は完全に自由ですが、イカが質問に答えるか答えないかも、イカの自由です。


「その国には行ったことがある?」「その国の何が一番気になる?」「旅費は高い?」などを質問していき、マリオが「これだ!」と確信を持ったのがモロッコ。イカは「街歩きが好きで、街の景観を眺めたい」と発言し、モロッコのパンフレットには「2大世界遺産」と書かれていたのが決め手になったそうです。


マリオはモロッコに置かれたマーカーと同じ印が入った自分の持ち札を見せます。


イカの持ち札のうち先頭のカードをめくってみたところ、見事正解。「モロッコにはシャウエンという青い建物ばかりの街があって、家の壁も道の階段も全てが青、でも少しずつ青みが違っていて、この世のものではないかのように幻想的な光景だと聞きます。いつか行ってみたいんです……」というような、イカの熱い思いが語られるわけです。


イカの手元にはLOVEトークンが置かれていて……


正解すると、マリオはこのLOVEトークンをもらえます。


こんな感じで、2番目のカード、3番目のカード、と進めていきます。「その国には行ったことがある?」「あります」「危険なことあった?」「空港に到着して、電車で移動しようとした瞬間からスリのカモになりました。スリはとても多いです」「街の雰囲気はどんな感じ?」「都市によりますが、南の方の田舎町に行くと、雰囲気は穏やかですが英語が全然通じなくなります」などの会話の中から、マリオはその国が英語圏であるかや、治安のいい場所なのかを推理していきます。


ただし、正解しなかったら……


LOVEトークンはもらえません。


不正解だったら、イカは「ドーナツ印は5位でした!」とマリオが差し出したカードの順位を公開します。


裏向きのカードが1枚になったらゲーム終了。ちなみに、この時マリオがゲットできたLOVEトークンは1つでした。


また、別の遊び方もできます。チラシや雑誌の上にマーカーを置くところまでは一緒なのですが、今度はマリオも裏向けた状態のカードを自分の好きな順に並べます。


そして、2人のカードを同時に表向きにして、シンクロ率を見るというもの。この時はシンクロしたカードが3位のバリ島だけでした。旅行先を決める時に、シンクロした場所を選ぶとケンカが勃発しなさそうです。


何度かプレイしてみたところ、このゲームは「片方もしくは双方がものすごく好きで詳しいものがのったカタログ」を使う方が楽しめることが判明。声優が好きな編集部員とプレイする時は人気声優のランキングを使ってみました。


「好きになったきっかけは?」「その声優さんがパーソナリティをつとめるラジオを聞いていて、あまりにもキャラクターが立っていて……」「特定のアニメなどのキャラクターが好きというわけではない?」「キャラクターも好き。最近だと○○という作品に出ていたな」「ちょっとそのキャラクターのマネをしてください」と聞くと……


「こんな感じだった気がする」とマネしてくれました。


また、3人以上でプレイすることも可能。基本的なルールは同じなのですが……


3人以上でプレイする時は手札を見せるのではなく、当てる方の人が一斉に「かたろーぐ!」と言いながら各自の答えを指さします。


正解したらそれぞれがLOVEトークンをもらえるというわけです。


ということで、実際にプレイしてみたところ、かたろーぐは勝ち負けを競うというよりも会話を楽しむためのゲームという感じ。1つのことにむちゃくちゃ熱中している人がいればいるほど、内容がディープになっていき盛り上がります。また、好きなことを語る時、人はついつい一方的に話してしまいますが、かたろーぐだと「質問」と「答え」が前提になっているので、そのようなこともなし。相互の会話を行いつつ盛り上がっていくので、まだあまり仲が深まっていない相手のことを知りたい時にもぴったりです。実際に、自閉症で他の人との関係が薄かった子どもが自分の価値観を理解してもらうことができたという体験談もあります

なお、かたろーぐ税込2160円ですが、記事作成時点では売り切れで、2017年2月下旬の入荷になるようです。

すごろくや ゲームリスト
https://sugorokuya.jp/gamelist?o=title&s=%E3%81%8B%E3%81%9F%E3%82%8D%E3%83%BC%E3%81%90

Amazon | かたろーぐ (新版) | ボードゲーム | おもちゃ

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
地底を探検し素材収集して街を構築する徹底的に練り込まれた設定のボードゲーム「Above and Below」をプレイしてみました - GIGAZINE

発想力と想像力が試される、透明のピクトグラムを重ねてお題を表現するボードゲーム「ピクテル」 - GIGAZINE

徳を積んで石を並べ作庭していく純和風ボードゲーム「枯山水」 - GIGAZINE

「街コロ」はカードゲームに興味ありな初心者の入門用に最適、サイコロを振ってカードを集めどんどん自分の街を発展させて勝利を目指せ - GIGAZINE

囲碁から生まれた5~15分で遊べるイージー碁「Ranka(ランカ)」をプレイしてみた - GIGAZINE

紀元前から現代まで続く「ボードゲーム」の歴史、爆発的人気の理由とは? - GIGAZINE

in レビュー,   ゲーム,   ピックアップ, Posted by logq_fa

You can read the machine translated English article here.