レビュー

ガチャピンとムックを災難から救い出すカードゲーム「キャット&チョコレート ~ガチャピンチャレンジ編~」をプレイしてみた


次々と起こるアクシデントに対して、手持ちのアイテムを使ってピンチを切り抜けていくゲーム「キャット&チョコレート」と、「ひらけ!ポンキッキ」などのテレビ番組やYouTubeで活躍するガチャピンとムックがコラボレーションした「キャット&チョコレート ~ガチャピンチャレンジ編~」が2019年5月25日に登場しました。ガチャピンとムックがどんなアクシデントをどうやって切り抜けていくのか、実際にプレイしてみました。

キャット&チョコレート ~ガチャピンチャレンジ編~ | スロウカーブ | ゲームマーケット


ガチャピンとムックの顔が大きく描かれた「キャット&チョコレート ~ガチャピンチャレンジ編~」のパッケージ。


プレイ時間は約20分、プレイ人数は3~6人、対象年齢は8歳以上となっています。


中に入っているのは説明書と3種類のカードのみ。


6枚のチームカードは「ムックチーム」「ガチャピンチーム」がそれぞれ3枚ずつ。


ガチャピンやムックに降りかかるさまざまなアクシデントが描かれるイベントカードは40枚。その内容は「収録直前、ダンスの振り付けが思い出せない…」「サーキット走行中にお腹に激痛が!」など、さまざまなスポーツにガチャピンが挑戦するガチャピン・チャレンジをはじめとしたガチャピンとムックの活躍がベースになっています。


イベントカードの裏には1から3までの数字が描かれています。


アイテムカードは40枚。「ねこ」「チョコレート」「鍋」といった普通のアイテムだけではなく、「テレビ局」「スポンサー」「プロデューサー」といったテレビで活躍するガチャピン・ムックらしいアイテムもありました。


さっそく編集部員4人でプレイします。最初にチームカードを人数分用意して、伏せたまま1枚ずつ配ります。このカードはゲームが終わるまで表面を確認しません。


そして、アイテムカードを3枚ずつ手札として配ります。残ったアイテムカードは山札として場の真ん中に配置。


アイテムカードの中に1枚だけ「ムック」のカードがあるので、このカードを山札の横に表向けで置きます。


次に、イベントカードを人数×4枚分用意し、山札にします。今回は4人でプレイしたので4枚×4人=16枚のイベントカードを場の中央に置いて準備完了。


「何か新しいチャレンジをしたという人から手番をスタートする」とのことで、最近筋トレを始めた編集部員がイベントカードの一番上をめくると「サイズの合う宇宙服がない」というアクシデントが発生。めくった後の山札の一番上には「2」と書かれているので、手札から2枚のイベントカードを使って、アクシデントを回避しなければなりません。


手札から1枚ずつイベントカードを出して、どのように使うのかを説明していきます。「宇宙では空気がなくて声が伝わらないから『カンペ』を使って……」


「『ビニール袋』をかぶって宇宙服の代用にしろ!と指示を出します」というアイデア。


他のプレイヤーは一斉に腕を突き出し、このアイデアでアクシデントを回避できると思ったら親指を上に、アクシデント回避できないと思ったら親指を下に向けて判定します。今回は3人中2人が親指を下に向けたため、アクシデント回避失敗と判定されてしまいました。判定した編集部員からは「ビニール袋をかぶるのは逆に危ないのでは……」「宇宙服が破れた時にカンペを書く余裕ってある?」と正論が飛び出しました。アクシデント回避に失敗したら、イベントカードと使ったアイテムカードは場に捨てて、手札を3枚まで補充したら手番終了です。


今度は「犬ぞりの犬がなつかない…」と、極寒の地ではかなり致命的なアクシデント。寒そうに震えるムックを2枚のイベントカードで救い出さなければなりません。


そこで出されたアイデアが「『テレビ局』に連絡して『スポンサー』に代わりの犬を用意してもらう」というめちゃくちゃ現実的なもの。


テレビ局ならではの解決に全員がなるほどと納得。3人とも親指を上に向ける結果になりました。


アクシデント回避に成功したら、そのイベントカードをゲットできます。


「DJでフロアが盛り上がらない…」というアクシデントは、なんと3枚のイベントカードを使って回避することに。3枚の手札すべてをきっちり使って回避しなければなりません。


「『大工道具』を使って、DJ機器を全て破壊する。おそらくケガをするので『常備薬』を塗って治療してから、『トランプ』を使ったマジックで盛り上げる」


これには「この3枚でよくがんばってアイデアを絞り出したと思う」という理解から「トランプのマジックは楽しい」「実際に大工道具で靴箱を組み立てながら演奏するバンドのライブを見たことがあるが、確かに会場は変な盛り上がり方をしていた」という体験談まで飛び出し、アクシデント回避成功と判定されました。


イベントカードが全部なくなったらゲーム終了となります。最後の1枚は「ボウリングの穴に指が入らない」というアクシデントで、2枚のアイテムカードで解決しなければなりません。最後の手番だった編集部員は「『チョコレート』のぬるぬるで指を滑りやすくしてから、『火事場の馬鹿力』で指をねじこむ」というアイデアを提案。


「食べ物を粗末にするのはいいのか」「火事場の馬鹿力ってずるくないか?」といいながらも、「食べ物のチョコレートを潤滑剤代わりにする」「結果的に火事場の馬鹿力という勢いで解決する」というアイデアが高く評価され、ムックの指をボウリングの穴にねじこむことに成功。


ゲーム開始からおよそ20分ほどで決着がつきました。最後に、開始直前に配ったチームカードをめくり、ゲットしたイベントカードの合計を競います。今回ガチャピンチームは合計5枚、ムックチームは合計4枚だったので、ガチャピンチームの勝利となりました。


実際遊んでみると、カードゲームではありますが、複雑なルールや高度な戦略性はなく、非常にシンプルでわかりやすいので、アナログゲームをあまりやったことがない人でも遊べるのがいいところだと感じました。人数が変化してもゲーム性はほとんど変わらず、わいわいと遊べるゲームなので、パーティーゲームにはぴったりという印象。

アクシデント回避方法は真面目に考えるよりも「どれだけユニークな方法で相手を納得させられるか」という、どこか大喜利のような要素を重視する方が盛り上がりました。ただアイデアを考えるだけではなく「そのアイデアをどうやって相手に伝えるか」という部分も重要で、プレイ中では「解決できるかどうかはともかく、面白いからアリ」という評価が下されることも。そのため、お互いに軽口を叩きあえるような友人と遊ぶとさらなる盛り上がりが期待できます。また、途中で長考が入るとテンポが悪くなるので、あまり考えすぎずにとにかくサクサク進めていくのがオススメです。


キャット&チョコレート ~ガチャピンチャレンジ編~はAmazon.co.jpでも取り扱われていて、税込2500円で購入可能です。

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in レビュー,   ゲーム, Posted by log1i_yk

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