メモ

Microsoftのオンライン安全担当者が殺人や児童ポルノなどを見続けてPTSDになったとして会社を訴える

by Soldatnytt

Googleで児童ポルノやグロテスクなコンテンツがないか監視し続けた男性の話がありましたが、これを同じような仕事をしていたことでPTSDになったとして元従業員がMicrosoftを訴えています。

Workers on Porn Detail Sue Microsoft for Injuries – Courthouse News Service
http://courthousenews.com/workers-on-porn-detail-sue-microsoft-for-injuries/


Microsoft Anti-Porn Workers Sue Over PTSD - The Daily Beast
http://www.thedailybeast.com/articles/2017/01/11/microsoft-anti-porn-workers-sue-over-ptsd.html

訴えを起こしたのはオンライン安全チームに所属していたヘンリー・ソト氏とグレッグ・ブラウエルト氏。


ソト氏はチームが結成された2008年からの初期メンバーですが、配属は不本意なものだったとのこと。チームでは犯罪行為に関する情報を警察と共有していて、ソト氏は仕事として写真や映像をチェックしていました。その内容は「恐ろしく残酷な行為や殺人、筆舌に尽くしがたい性的暴力、死にゆく人を撮影した映像、世界中のちょっとイカれた人々を楽しませるようなもの」だったそうです。

毎日のように映像・写真チェックをしていくうちに、ソト氏は睡眠障害を発症。さらに、ある少女が虐待され最終的には殺害されるという“名状しがたい”映像を見た後には、悪夢と幻聴に襲われるようになりました。

by Gerónimo Lagos Agüero

ソト氏はこのあと別部署への異動を願い出て、受理されました。しかし、異動先はオンライン安全チームの近くで、チームの同僚がソト氏のところへ話を聞きにやってきてトラウマを刺激されることがあったため、最終的には離職しています。

ブラウエルト氏も同じように何千枚もの児童ポルノ(児童性虐待記録物)、酷い内容の成人ポルノを確認する仕事を担当した末に、悪夢を見たり、侵入を受けるような体験をするようになりました。この状況を上司に対して訴えたところ、休養不足だと判断され、作業評価に「休養としてのテレビゲーム」を課せられるようになったので、ブラウエルト氏も離職。

2人とも医師からはPTSDの診断を受けていて、今回の訴訟に至ったとのこと。

なお、Microsoftによると、この部署が行っているのはサービス上でユーザーが違法な画像や映像を共有していないか検知・分類するための確認作業で、問題のあるコンテンツは確認が行われ次第削除し、全米行方不明・被搾取児童センターに報告、当該コンテンツを所有していたアカウントを閉鎖しているとのこと。

ただ、作業を行っている「訓練された従業員」については必要な健康プログラムを設定しているとMicrosoftは主張していますが、ソト氏とブラウエルト氏は健康プログラムは履行されなかったと反論しています。

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in メモ, Posted by logc_nt

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